2020年7月20日月曜日

懐かし映画劇場:ブルース・リーのドキュメンタリー

「懐かし映画劇場:映画ブログ」リーの素顔が見られるドキュメンタリー映像『ブルース・リーの神話』『ブルース・リー伝説』を紹介します。貴重なシーンなどの見所をまとめてみました。

『ブルース・リーの神話』:貴重な映像と写真でリーの人生を描いたドキュメンタリー

『ブルース・リーの神話』「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

第1章
・子役時代の映像
・父と共演
・学生時代に描いた武士の絵
・スクリーンテスト(当時24歳。歩き方、カンフーの実演)
・『ロングストリート』の映像(截拳道について語るリー)

第2章
・香港に帰ってきたリー
・『ドラゴン危機一発』公開時の映像
・リーについて語るノラミャオ
・ウォンインシック、イノサント、池のデモンストレーション
・『死亡遊戯』の未公開シーン、NGシーン
・『燃えよドラゴン』のリハーサル

第3章
・截拳道(ジークンドー)について

第4章
・リーの葬儀の映像
・当時のことを語るティンペイ
・リーのソックリさん
・クローズ監督の『死亡遊戯』の撮影風景

(見所)映像的にはリー本人のもの(子役時代、スクリーンテスト、イベントでのリー、未公開シーンなど)とノラ・ミャオのインタビューが貴重だと思います。サモ・ハン、レイモンド・チョウの姿も見られます。
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『ブルース・リー伝説』:ブルース・リーを知る人物がリーについて語る証言集

・リーについて語る(息子ブランドン、医者、格闘家たち、リーの弟子、ジョン・ベン、ジム・ケリー、ジョージ・レーゼンビー、ティンペイ、ホー・チョンドーなど)
・子役時代の映像(メガネ姿など)
・決闘を挑まれた時の話
・ロングビーチでの演武(二本指で腕立て伏せ)
・スクリーンテスト(カンフーの説明をするリー)
・香港でのTV出演のシーン
・『燃えよドラゴン』のリハーサル
・リーの体の不調、ストレスに関する証言
・『死亡遊戯』に出演予定だったティンペイ
・亡くなった時の様子
・リーの葬儀の映像
・リーのソックリさん(ドラゴン・リー、ブルース・レなど)
・『クロウ』の撮影中の事故
                                       
(見所)ブルース・リーの人生を「貴重な映像、写真、ホー・チョンドーのリー役による再現」で描いたドキュメンタリー。『雷雨』などの子役時代の映像も見ることができます。個人的にはブランドンの会話が印象的でした。

「懐かし映画劇場:映画ブログ」
リンク:「ジャッキー・チェン」記事一覧
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リンク:「香港映画俳優」記事一覧
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(予告編:YouTube)
『ドラゴンへの道』
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2020年7月19日日曜日

チャウ・シンチー(周星馳)「笑いのセンスが光る男」「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「懐かし映画劇場:映画ブログ」独特のセンスとCGでアクションと笑いを見せる天才。愉快なシーンが満載の作品(『008皇帝ミッション』ほか)を紹介します。

『008皇帝ミッション』
(あらすじ)皇帝の秘密警護役が趣味の発明品を使って敵国から国を守ろうとする。チャウ・シンチー、カリーナ・ラウ。

チャウ・シンチー(周星馳)「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)細かいギャグがたくさんの楽しい映画。『プロジェクトA2 史上最大の標的』のカリーナ・ラウがかわいい人妻を演じる。かわいい妻と(変な)発明で楽しそうな主人公(シンチー)。国家の危機に大活躍、という内容。ユーモラスな発明品(口からマシンガン)、ヅラがポロリ、鼻毛出まくりの側近、ラストのNGシーン、など盛りだくさんの傑作です。

『少林サッカー』
(あらすじ)少林拳の達人たちがサッカーの試合で自信を取り戻そうとする。チャウ・シンチー、ヴィッキー・チャオ、パトリック・ツェー。

チャウ・シンチー(周星馳)「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)CGを使ったスポーツコメディー。「少林拳」「サッカー」「ブルース・リー」「ドラゴンボール」を合体させた映画。「やしきたかじん」みたいなパトリック・ツェー、とってもブルース・リーな「チーム少林」のキーパー、かわいらしいヴィッキー・チャオなどの個性的なメンバーが出演。見所は、サッカーのシーン(凄いシュート)、飛龍コンビの格好良さとかわいらしさ、兄弟弟子たちの「眠っていた能力」が復活するシーン、スタジアムですっころがる「やしきたかじん」。

『カンフーハッスル』
(あらすじ)カンフーの達人たちが伝説の「火雲邪神」に戦いを挑む。チャウ・シンチー、ユン・ワー、チウ・チーリン、ホアン・シェンイー、ブルース・リャン。

チャウ・シンチー(周星馳)「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)CGを使ったカンフーアクションコメディー。ブルース・リーとドラゴンボールをあわせたような映画。リーのモノマネや個性的な殺し屋、斧頭会のボスの顔、など見所がたくさん。ジャッキー・チェン映画でもおなじみのユン・ワー、チウ・チーリン、フォン・ハックオンが出演。ラムネ売りの女の子役ホアン・シェンイーのかわいらしさは必見。戦いのシーンとギャグを楽しむ娯楽作です。

(予告編:YouTube)
『008皇帝ミッション』

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チョウ・ユンファ(周潤發)「ギャング役からひょうきんな役まで」「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「懐かし映画劇場:映画ブログ」『男たちの挽歌』で「香港ノワール」というジャンルを作りだした男。「社会の裏」を扱った作品を紹介します。アクション、その他の見所。

『男たちの挽歌』
(あらすじ)黒社会の兄と刑事の弟が対立する。ティ・ロン、チョウ・ユンファ、エミリー・チュウ、レスリー・チャン、ティエン・ファン。

チョウ・ユンファ(周潤發)「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)『酔拳2』でもおなじみのティ・ロン主演の「家族の絆」「友情」「激しい銃撃戦」のドラマ。『ファースト・ミッション』のエミリー・チュウが悩める女性を好演。見所は、銃撃戦、兄弟の確執。

『男たちの挽歌II』
(あらすじ)黒社会の男たちが裏切り者に復讐する。ティ・ロン、チョウ・ユンファ、エミリー・チュウ、レジーナ・ケント、レスリー・チャン、ディーン・セキ。

チョウ・ユンファ(周潤發)「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)前作『男たちの挽歌』の続編。銃撃戦のシーンがメイン。犯罪組織の裏切りと復讐のストーリー。コメディ専門のディーン・セキがシリアスな役で登場(横顔がジャッキー・チェンに似てる)。エミリー・チュウとレジーナ・ケントの二大ヒロイン。キットと妻のジャッキーが電話で会話する名シーンが特に印象的。その他の見所には、チャーハンまみれでギャングに説教するチョウ・ユンファ、若い頃の中野浩一(競輪)みたいな殺し屋(参考:『花が散る前に』のレコード・ジャケ)。

『男たちの挽歌III アゲイン 明日への誓い』
(あらすじ)戦時下のベトナムで、一人の女をめぐって二人の男が争う。チョウ・ユンファ、レオン・カーフェイ、アニタ・ムイ、時任三郎、シー・キエン。

チョウ・ユンファ(周潤發)「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)一作目『男たちの挽歌』のマークのベトナム時代の話。『勇気のしるし』の時任三郎が出演。マークがベトナムで女に惚れて、その女の元彼が突然帰ってくることで起こる争いを描いた内容。ただ、黒社会のマークとこのマークはキャラが違う。これもやはり銃撃戦がメインの作品。ジャッキー映画でおなじみのアニタ・ムイが出演。『燃えよドラゴン』のシー・キエンがベトナムを脱出するマークのおじさんの役で出ています。

『狼 男たちの挽歌・最終章』
(あらすじ)非情な殺し屋が目を傷つけてしまった女性を守ろうとする。チョウ・ユンファ、サリー・イップ、ダニー・リー。

チョウ・ユンファ(周潤發)「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)銃撃戦のシーンが切ないアクション作。「殺し屋」は「恐怖の存在」であると同時に「使い捨てにされる運命の道具」といったところ。殺し屋役にチョウ・ユンファ。クラブ歌手役のサリー・イップ(『新Mr.Boo!鉄板焼』『プロテクター』でおなじみ)は劇中で歌を披露してくれます。「まるむし商店」の東村みたいな顔のダニー・リーが殺し屋を追う刑事の役で登場。犯罪組織に復讐を挑む殺し屋の戦いが見せ場です。

『黒社会』
(あらすじ)カタギの男が父の急死によって黒社会の組織を率いることになる。チョウ・ユンファ、ラム・カウ、チャーリー・チャン、ティエン・ファン。

チョウ・ユンファ(周潤發)「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)黒社会の大ボスが殺害され、カタギの息子が組織から後を継ぐよう求められてしまう、という内容。『男たちの挽歌』シリーズのような「チョウ・ユンファが敵を銃で倒しまくる」というシーンはありません。銃ではなく刃物での乱闘シーンが目立ち、互いに不信感を持つ者同士の心理戦がメインの作品です。ジャッキー・チェン映画でもおなじみの人たちが出演しています。見所は、組員同士が街で乱闘するシーン、夫が足を洗うことを心から望むヤクザの妻。
『ドランクモンキー 酔拳』黄麒英役のラム・カウ(林蛟)
『プロジェクトA2 史上最大の標的』タイガー役のチャーリー・チャン
『ドラゴン怒りの鉄拳』『ヤング・マスター 師弟出馬』のティエン・ファン

『NYPD15分署』
(あらすじ)「チャイニーズマフィアと警察の戦い」の裏にある意外な真相。チョウ・ユンファ、マーク・ウォールバーグ。

『NYPD15分署』「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)激しい銃撃戦や犯罪者のいかがわしい商売と陰謀が見所のサスペンスアクション。チャイナタウンって実際こういうところなのでしょうか?  見所は、危険な地域で捜査する難しさ、カーチェイス、新人刑事の悩み。

(予告編:YouTube)
『狼 男たちの挽歌・最終章』

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女優も魅力的な香港映画界「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「懐かし映画劇場:映画ブログ」男も女もハードな香港映画界。女性が主演のアクション作『天使行動』『群狼大戦』、ジョイ・ウォン『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』を紹介。

『天使行動』
(あらすじ)特別捜査隊が凶悪な麻薬犯罪組織と対決する。ムーン・リー、西城秀樹、大島由加里、ウォン・チェンリー。

『天使行動』「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)女性が主役のアクション映画。『五福星』『プロテクター』では困り顔をしていたあのムーン・リーが本格的なアクションに挑戦。かわいい顔して強いムーン・リーは必見。日本からは西城秀樹、大島由加里が参加。『死亡の塔』のウォン・チェンリーが微妙な役どころで出演。非情な殺し屋(大島由加里)と捜査官(ムーン・リー)の対決に注目です。

『群狼大戦』
(あらすじ)狡猾な犯罪者と香港警察が戦う。シベール・フー、ムーン・リー、ウォン・ウェイ、チャーリー・チャン。

『群狼大戦』「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)女ジャッキー・チェンといった感じの香港発のアクション。あのカワイイ困り顔のムーン・リーがキックなどのカンフーを見せる。ただ、ジャッキーやサモハンの映画とは違い、笑うところはほとんど無い。どちらかというとチョウ・ユンファ系のシリアスなアクション作。ジャッキー作品で見かける人たちが出演(『プロジェクトA』のチョウ役のウォン・ウェイ、『プロジェクトA2 史上最大の標的』のチャーリー・チャン)。見所は女優が見せる危険なアクション。松田優作の偽物みたいな顔の悪役も出てます。

ジョイ・ウォン『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』
(あらすじ)人間とゴーストが深く愛し合う。

ジョイ・ウォン『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)ジョイ・ウォンが美しい幽霊を演じる怪談話。切ないラブストーリーかと思ったらアクションコメディ。レスリー・チャンとウー・マのやりとりが面白い、ユーモラスな雰囲気の香港映画らしい作品。『シティーハンター』でおなじみのジョイ・ウォンの美しさは必見。見所は、化け物退治の術、妖怪が使う妖術、個性的な(マヌケな?)キャラクターたち(お尋ね者を追い回す連中、カネにセコい長官など)。

『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2』
(あらすじ)「書生」と「父親を救出しようとする娘」が深く愛し合う。

『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2』「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)前作の続き。妖怪との対決がメインの作品。二大ヒロインのジョイ・ウォンとミッシェル・リーの美しさ。レスリー・チャンとジャッキー・チュンの掛け合いの楽しさ。ただし、気持ち悪いグロテスクなシーンには要注意。見所は、イン道士とヤッイップが使う術(「止まれ」の術、に注目)、「ジャッキー・チェン」ではなくて「ジャッキー・チュン」(でも顔が似てる)。

『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3』
(あらすじ)道士たちが妖怪と最後の決着をつける。

『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3』「懐かし映画劇場:映画ブログ」[Google Blogger]

(見所)三部作のラスト。一作目から100年後の世界。邪悪な妖怪ロウロウが復活。道士たちが最後の戦いに向かう、という内容。特殊効果とコントのアクションコメディー。ジョイ・ウォンとニナ・リーの2大ヒロイン。美人のジョイ・ウォンが変顔を見せてくれます。見所は、老僧と道士の術、ロウロウの顔、老僧が耳で目をふさぐシーン、角度によっては「ジャッキー・チェン」に見えるジャッキー・チュン。

(予告編:YouTube)
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』

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2020年7月18日土曜日

ビリー・チョンほか「懐かしのカンフー映画」「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「懐かし映画劇場:映画ブログ」気合いの入った表情でカンフーを見せる男たち。ビリー・チョン、ブルース・リャン作品ほかを紹介(『魔界天書』『最後の少林寺』)。

ビリー・チョン『魔界天書』
(あらすじ)青年がカンフーと魔術を使って父親の仇をとろうとする。

ビリー・チョンほか「懐かしのカンフー映画」

(見所)黒魔術を悪用する敵と戦うホラー系のアクション映画。キレのいいビリー・チョンのカンフーが見られます。「魔術を使うシーン」では「なぜ、そうなる?」と思うようなイマイチよくわからないシーンがありますが、結局「悪い奴を倒す」という映画なので、深く考えない方がいいと思います。見所は、凶暴な霊を追い払う方法(黄色いガス)、黒魔術師が術をかけるときの(マヌケな)表情、小刻みにピョンピョン跳ぶキョンシー、指が6本。

『カンフー風林火山』
(あらすじ)中国の青年が「清朝の復活」を阻止しようとする。ビリー・チョン、ティエン・フォン、ウォン・インシック、リー・クン。

ビリー・チョンほか「懐かしのカンフー映画」
ビリー・チョン、リー・クン
(見所)ビリー・チョンをカンフースターとして売り出そうという意欲を感じる出演者の顔ぶれ。強烈なキックでおなじみのウォン・インシック、ブルース・リー『ドラゴン危機一発』『ドラゴン怒りの鉄拳』のティエン・フォン、リー・クンが出演。この作品は「ティエン・フォンが父親役で、ウォン・インシックが強敵」。ジャッキー・チェン『ヤング・マスター 師弟出馬』『ドラゴンロード』と同じ。見所は、ウォン・インシックの強さ、食堂での乱闘シーン(カンフー映画のせいで「食堂=ケンカ」みたいなイメージがついてしまった。西部劇の「SALOON=殴り合い」と同じかな)、リー・クン演じるユーモラスな保安隊長。

『帰って来たドラゴン』
(あらすじ)無法地帯に現れた謎の男が悪人たちを懲らしめる。ブルース・リャン、倉田保昭。

ビリー・チョンほか「懐かしのカンフー映画」

(見所)いろいろツッコミどころがあるカンフー映画。「悪い奴はぶっとばす」という分かりやすいコンセプト。結局「ブルース・リャンと倉田保昭の対決」を見せるための映画。人身売買や怪しい商売がはびこる無法地帯で「謎の男(ブルース・リャン)」が鉄拳を振るう、という内容。笑いのシーンもあります(電動スクーターに追いかけられたり、虫メガネで服を焼かれる倉田保昭)。DVD特典には「倉田保昭インタビュー」。

『最後の少林寺』
(あらすじ)青年が少林拳をマスターし、世にはびこる悪党たちと戦う。

ビリー・チョンほか「懐かしのカンフー映画」

(見所)ツィー・ポーワァが主演の「少林寺もの」。アラン・タムっぽい顔の好青年ポーワァ。リアルなアクションと「それは無理でしょ」とツッコミたくなるような技が混ざった傑作。変な奴に因縁をつけられたことから少林寺に預けられる方世玉。大人になって因縁の敵と対決、という内容。見所は、方世玉の「少林寺での暮らし」、中国の風景(自然、建物)、卍戦などの戦いのシーン、五梅先生(世玉の母の師匠)の凄腕。

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(YouTube)『最後の少林寺』予告編
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カーター・ワン(黄家達)「不死身の銀魔王」「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「懐かし映画劇場:映画ブログ」『ドラゴン太極拳』『少林寺への道』の男。リー・リンチェイ、リュー・チャーフィーと並ぶ「少林寺もの映画」のスター。人気作を紹介。

『少林寺への道』
(あらすじ)清朝に親を殺された青年が仇を討つ。カーター・ワン、ティエン・ポン。

カーター・ワン(黄家達)「不死身の銀魔王」

(見所)少林寺ものカンフーの傑作。劇場公開された。ストーリー的には主役は少龍役のティエン・ポン。映画的には鉄君役のカーター・ワンがメイン。強くなるために厳しい修行をするシーン、「十八銅人」へチャレンジするシーン、復讐戦、が見せ場。カーター・ワンの気合いの入ったカンフーが観ることができる傑作。「十八銅人」とは何か? 

『少林寺への道3』
(あらすじ)仇少捷(カーター・ワン)が因縁の敵・八大門派に挑戦する。

カーター・ワン(黄家達)「不死身の銀魔王」

(見所)カーター・ワンが忍耐に忍耐を重ねた後ついに戦いを決意する、という内容。争いを避けるために子供の頃に少林寺に預けられる少捷。結局、大人になって戦うことに。ストーリー的に少しややこしい設定もありますが、カンフーを使うシーンを楽しめばいいと思います。見所は、食堂でチンピラたちを倒すシーン、一人で次々と強豪と戦うシーン。

『少林寺への道4』
(あらすじ)少林寺の青年が「少林寺を混乱させた叛徒」を追いつめる。カーター・ワン、ロン・ジェンエール。

カーター・ワン(黄家達)「不死身の銀魔王」
カーター・ワン、ロン・ジェンエール

(見所)個人的に好きな作品。少林寺で次々と有力者が殺され、誰の仕業なのか? という謎解きがテーマ。少林寺の高僧から犯人扱いされ、やたらと疑われる寺の青年ペンフェイを演じるのがカーター・ワン。少林寺の混乱につけこんで寺を潰そうとする皇女をロン・ジェンエールが演じます。あのカーター・ワンが真顔でスーパーマンばりに空を飛ぶワイアーアクションは必見。アクション的には、ペンフェイが次々と刺客に襲われるシーン(「ペンフェイを油断させる芝居」付き)、叛徒や黒幕と対決するシーンが見せ場。他にも「火を噴く馬車」「いろんな仕掛けのある通路」などストーリーを盛り上げる個性的な演出もあります。かなりオススメの作品です。
ロン・ジェンエール:『少林寺木人拳』『カンニング・モンキー天中拳』

『ドラゴン太極拳』
(あらすじ)「無敵の肉体」を持つカンフー使いの悪人と若い拳法家たちが対決する。カーター・ワン、ロー・リエ。

カーター・ワン(黄家達)「不死身の銀魔王」

(見所)名作カンフー映画。日曜洋画劇場でおなじみ。カーター・ワンが太極拳をマスターした無敵の達人、銀魔王を演じる。何十年も修行したのに悪人? という気もしますが、そんな達人にどんな弱点が? というのがテーマ。銀魔王の超人的な強さ、金魔王が使う武器(「トンファー+のこぎり」みたいな)、戦いのシーンが見せ場。どんな攻撃もはねかえす銀魔王(服も刀では切れない丈夫さ)、銀魔王の「ひゅーーーーーん」のポーズと「ははははははは」という笑い、金魔王が粉をぶつけられるシーン(ちょっと情けない感じに)、若手拳法家の「銀の玉を飛ばす特訓」のシーン、など思わず笑ってしまう場面も。勇ましい感じのテーマ曲もかっこいいです。

(YouTube)『ドラゴン太極拳』予告編
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リュー・チャーフィー(劉家輝)「中国式ユル・ブリンナー」「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「懐かし映画劇場:映画ブログ」『少林寺三十六房』の男。リー・リンチェイと並ぶ「少林寺カンフー映画」のスター。気合いの入った表情&コミカルな演技の人気作を紹介。

『少林寺三十六房』
(あらすじ)親を清に殺された青年が少林寺で修行し、仇を討つ。リュー・チャーフィー、リー・ホイサン、チェン・ウーロン、ユエン・シャオティエン。

リュー・チャーフィー(劉家輝)「中国式ユル・ブリンナー」

(見所)あまりにも有名な説明不要の名作。初めの修行をクリアできないとメシを喰うことができない、というのが面白い(少林寺ってホントにこんな修行をやってるんですかね?)。ユエン・シャオティエン(『ドランクモンキー 酔拳』の蘇化子)、リー・ホイサン(『プロジェクトA』『死亡の塔』)、チェン・ウーロンなどジャッキー・チェン映画でもおなじみの人たちが出演。三十五房での修行、悪の将軍との戦いが見所です。

『続・少林寺三十六房』
(あらすじ)ふざけてばかりの青年が染め物工房の労働問題をカンフーで解決しようとする。

リュー・チャーフィー(劉家輝)「中国式ユル・ブリンナー」

(見所)タイトルは『続・少林寺三十六房』ですが、ストーリー上は前作とはつながりはありません。しかし、サンダ和尚が出てますので前作の後日談、といった感じです。主人公のチェンチェ(リュー・チャーフィー)は基本的な修行をしていないため途中まではヘナチョコですが、少林寺で命じられる「足場を組む作業」がカンフーの動きと同じだったため強くなります(『ベストキッド』の風変わりな特訓みたいな演出)。見所は、変なヅラをかぶってインチキして修行をクリアしようとするシーン、ラストの悪者たちとの対決シーン。実はとっても優しいサンダ和尚にも注目です。

『ガッツ・フィスト魔宮拳』
(あらすじ)「遺産」を盗まれた謎の青年が犯人を追う。リュー・チャーフィー、ラウ・カーウィン、リー・ホイサン。

リュー・チャーフィー(劉家輝)「中国式ユル・ブリンナー」

(見所)主人公の青年は何者なのか? 犯人の正体は? という「謎」がテーマの映画。登場人物に親しみを持てるかどうかで、この作品を見た人の評価が決まりそう。漫才コンビみたいなニンと鍛冶屋を始めとする個性的なキャラが多数登場。日本版はオリジナル版を少しカットしたもの。カンフーのシーンと「笑い」のシーンを肩の力を抜いて、笑いながらツッコミながら観ればいいと思います。

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リー・リンチェイ「中国全国武術大会で優勝」「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「懐かし映画劇場:映画ブログ」本物の中国武術で映画出演。ハリウッドでも活躍。すばやいカンフーを主体としたアクションを見せる人気作の見所を紹介。

『少林寺』
(あらすじ)父を将軍に殺された青年が修行して仇を討つ。リー・リンチェイ、ユエ・ハイ。

リー・リンチェイ「中国全国武術大会で優勝」

(見所)ストーリーは「復讐もの」。ラストの「少林寺 vs. 将軍の軍勢」が見せ場。物語の進行と同時に少林寺や自然の風景、カンフーの実演も見ることができます。『少林寺』シリーズといえばユエ・ハイ。人格者キャラ。リー・リンチェイに負けない魅力があります。とっても美人な師範の娘も必見です。

『少林寺2』
(あらすじ)仲が悪い二つの家族が協力して盗賊団と戦う。リー・リンチェイ、ユエ・ハイ。

リー・リンチェイ「中国全国武術大会で優勝」

(見所)前作『少林寺』とは出演者が共通しているものの、ストーリーは前作と全く関係ありません。前作はカンフー三昧でしたが、今回は「家族」がテーマ。ホームコメディの雰囲気があります。中国の風光明媚な景観とラストの強盗団との戦いが見所です。かわいらしい女性たちがたくさん出てきます。サンルン役のリー・リンチェイはパオ家のシャン役ホァン・チューイェンと結婚したそうです(のちに離婚)。ユエ・ハイの「おやじ」ぶりも様になってます。

『阿羅漢』
(あらすじ)南・北少林寺が悪の総督と戦う。リー・リンチェイ、ユエ・ハイ。

リー・リンチェイ「中国全国武術大会で優勝」

(見所)『少林寺』三部作(『少林寺』『少林寺2』『阿羅漢』)のラスト。リー・リンチェイの武術、ユエ・ハイの蟷螂拳、南北少林寺の共闘、など見所が多い傑作。中国武術の凄さを見ることができる「少林寺もの」の総決算といえる内容。少林寺映画はたくさんありますが、リュー・チャーフィー『少林寺三十六房』、リー・リンチェイ『少林寺』『阿羅漢』がオススメ。総督の船での戦いなどアクションシーンに注目です。

『キス・オブ・ザ・ドラゴン』
(あらすじ)中国人捜査官がフランスの汚職警官と対決する。ジェット・リー、ブリジット・フォンダ、バート・クウォーク。

リー・リンチェイ「中国全国武術大会で優勝」

(見所)「リー・リンチェイ」改め「ジェット・リー」。古いファンからすれば「ジェット?」という気もします。アクションは派手で現代的。爆発シーンやカンフーを使うシーンで盛り上げてます。ジェット・リーがフランスを舞台に活躍。ピーター・セラーズ『ピンク・パンサー』シリーズのケイトー役でおなじみのバート・クウォークが出演(いきなり襲ったりするシーンは無し)。見所は、「アイロンやビリヤードの玉を使って戦うシーン」「船での殺し屋との戦い」「ラストの決着戦」など。

『ローグ アサシン』
(あらすじ)相棒を殺されたFBI捜査官が謎の殺し屋を追う。ジェット・リー、ジェイソン・ステイサム、ジョン・ローン、ケイン・コスギ。

(見所)ジョン・ローンが登場する暴力映画。残酷シーンに要注意の暗い作品。ジェット・リーは謎の殺し屋役。アクションシーンはハリウッド的な感じで迫力があり、サスペンスの部分はジェット・リーの口数が少ないこともあって雰囲気が良くでています。見所はアクションシーンと出演者の日本語のセリフ(特にジェイソン・ステイサム)。

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(YouTube)『阿羅漢』予告編
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リー・リンチェイ「中国全国武術大会で優勝」

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2020年7月17日金曜日

霊幻道士「ぴょんぴょん飛び跳ねるキョンシー」「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「懐かし映画劇場:映画ブログ」ラム・チェンインが活躍する「化け物退治」シリーズ。大暴れするキョンシー・悪霊をぶっ飛ばすアクションほか、楽しい見所をまとめてみました。

『霊幻道士』
(あらすじ)道士たちが凶暴なキョンシーを倒そうとする。ラム・チェンイン、チン・シウホウ、リッキー・ホイ、ムーン・リー、ビリー・ラウ、ユン・ワー。

霊幻道士「ぴょんぴょん飛び跳ねるキョンシー」

(見所)登場人物全員どこかしらドジなところやイタズラっぽいところがある楽しい映画。脇役が多いラム・チェンインが主役で登場。人気グループ「WINNERS」のアンソニー・チェンが弟弟子に当たる道士役で出演。もち米をインチキしようとする米屋の主人役にウー・マ。ユン・ワーが凶暴なキョンシーを演じる(特殊メイクで出演。ユン・ワーだと気付かない人も多い)。キュートなムーン・リー、大ドジな保安隊隊長役にビリー・ラウ。キャラとアクションがそろったシリーズ最高傑作です。

『霊幻道士2 キョンシーの息子たち!』
(あらすじ)現代に甦った三体のキョンシーがあちこちで騒動を起こす。ラム・チェンイン、ムーン・リー、ビリー・ラウ、チュン・ファット、ジェームズ・ティエン、ユン・ピョウ。

霊幻道士「ぴょんぴょん飛び跳ねるキョンシー」

(見所)『霊幻道士』シリーズにユン・ピョウが登場。ドジな記者という役どころなのでアクションは控えめですが、ムーン・リーと一緒に笑いをとってくれます(ムーン・リーとユン・ピョウのカップルは本当にお似合い。『五福星』でもカップルの役)。ぬるいシーンも多い作品ですが、ユン・ピョウ、ビリー・ラウが登場するシーンには注目です。『五福星』の「ヒゲ」ことフォン・ツイファンが考古学者役で出演。謎の薬品で全員がゆっくりとしか動けなくなるシーン(あのかわいいムーン・リーが変顔を見せる)が特にオススメの第二弾です。

『霊幻道士3 キョンシーの七不思議』
(あらすじ)道士たちが「妖術を使う盗賊団」と対決する。ラム・チェンイン、ビリー・ラウ、リチャード・ン、サモ・ハン、ウー・マ。

霊幻道士「ぴょんぴょん飛び跳ねるキョンシー」

(見所)戦いがメインの映画。キョンシーよりも「妖術を使う女」が恐ろしい内容。ラム・チェンインのアクションと個性的なキャラたち、SFXとワイヤーアクション。気持ち悪いグロテスクなシーンには要注意。ムーン・リーのようなヒロインは出てきませんが、このシリーズのお笑い担当ビリー・ラウが笑いを提供。サモ・ハンとウー・マがチョイ役で出演。「笑いの小ネタ」と「ラストの戦い」が見所です。

『霊幻道士完結篇 最後の霊戦』
(あらすじ)凶暴な皇族のキョンシーを仲が悪い道士と和尚が協力して退治しようとする。アンソニー・チェン、ウー・マ、ロレッタ・リー、チュン・ファット、ユン・ワー。

霊幻道士「ぴょんぴょん飛び跳ねるキョンシー」

(見所)香港の人気グループ「WINNERS」のアンソニー・チェンが主役。前半はロレッタ・リーのかわいらしさが目立ち、後半は凶暴キョンシーとの戦いがメイン。オネェキャラを演じるユン・ワーが人工呼吸するシーン、ロレッタ・リーのアクションシーンが必見の内容。お札が効かない最強キョンシーを全員で迎え撃つ、シリーズ総決算のようなラストの戦いに注目です。

(予告編:YouTube)
『霊幻道士』

霊幻道士「ぴょんぴょん飛び跳ねるキョンシー」
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ユン・ピョウ(元彪、Yuen Biao)「香港ビッグスリー」「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「懐かし映画劇場:映画ブログ」ジャッキー・チェンの後輩。しなやかなアクションとコミカルな演技。スリムな体で笑いとアクションを見せる人気作を紹介(『チャンピオン鷹』ほか)。
ユン・ピョウ(元彪、Yuen Biao)「香港ビッグスリー」

『モンキー・フィスト 猿拳』
(あらすじ)友人を殺された青年が仇を討つ。ユン・ピョウ、レオン・カーヤン、サモ・ハン・キンポー、マース、ラウ・カーウィン。

ユン・ピョウ(元彪、Yuen Biao)「香港ビッグスリー」

(見所)ユン・ピョウとサモ・ハンが悪党と戦うアクションコメディ。カンフーの名人が実は大悪党で最後は決闘になる、という内容。ユン・ピョウのキレのある蹴り技は必見。レオン・カーヤンはカンフー映画界では有名な人で日本では劇場未公開の作品に多数出演(『スリーピング・モンキー睡拳』など)。他にもサモ・ハン作品ではおなじみの人たちが出演しています(カール・マッカ、チュン・ファット、『死亡の塔』のバンフー役の男)。個性的なキャラが多数登場する「へなちょこ→修行→対決」のカンフー映画です。

『ツーフィンガー鷹』
(あらすじ)洗濯屋の青年が荒っぽい「お尋ね者」と対決する。ユン・ピョウ、トン・チン。

ユン・ピョウ(元彪、Yuen Biao)「香港ビッグスリー」

(見所)ユン・ピョウは洗濯屋。気の弱い青年の役。臆病者でお姉ちゃんにいつも怒られている、という頼りないキャラ。白虎というキレまくってる凶暴な男に襲われます。白虎はイカレてる割には冷静で用心深かったりする厄介な奴。あの「ウォン・フェイフォン師父」が登場で話が面白くなっていきます。見所は、ウォン師父がケガ人をカンフーで直すシーン、仕立屋に扮した殺し屋が師父の服の寸法を測るシーン、『ドランクモンキー 酔拳』の唐晶(トン・チン)が出てくるシーン、「ツーフィンガー」で戦うユン・ピョウ。気持ち悪いグロテスクなシーンには要注意の作品です。

『チャンピオン鷹』
(あらすじ)田舎の青年がサッカー界のスターに挑戦する。ユン・ピョウ、チャン・コッキョン、ムーン・リー、ディック・ウェイ。

ユン・ピョウ(元彪、Yuen Biao)「香港ビッグスリー」

(見所)爽やかなユン・ピョウが主演のスポーツもの。ラストがかなり衝撃的。香港映画らしいコメディと荒っぽいシーンの作品。『プロジェクトA』の「海賊の親分」役で有名なディック・ウェイが「あくどいサッカー界の帝王」を演じます。見所はユン・ピョウのしなやかなアクション、ムーン・リーが恥ずかしがったりするシーン、ディック・ウェイが荒っぽいサッカーをやらかすシーン、など。カッコいいユン・ピョウを見たい人は『五福星』もどうぞ。

サモ・ハン・キンポー(洪金寶)「永遠のデブゴン」「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「懐かし映画劇場:映画ブログ」ジャッキー・チェンの先輩。監督としても有能。コロコロした体型で笑いとアクションを見せる『燃えよデブゴン』シリーズを紹介。

『燃えよデブゴン』
(あらすじ)田舎から出てきた青年が香港でトラブルに巻き込まれる。サモ・ハン、フォン・ハックオン、ユン・ピョウ、リー・ホイサン、ロイ・チャオ。

サモ・ハン・キンポー(洪金寶)「永遠のデブゴン」

(見所)サモ・ハンがブルース・リーのモノマネをしながら敵を倒す映画。『燃えよドラゴン』よりも『ドラゴンへの道』のマネが多い内容(『デブゴンへの道』?)。教授のボディガードとデブゴンが対決するラスト、ドジなギャグ、サモ・ハン作品でよく見かける人たち、が見所です。

『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』
(あらすじ)「不死身の衣」をめぐって個性的なメンバーが争う。サモ・ハン、ラウ・カーウィン、フォン・ハックオン、マース、ユン・ピョウ、ディーン・セキ、リー・ホイサン。

サモ・ハン・キンポー(洪金寶)「永遠のデブゴン」

(見所)サモ・ハン映画の常連たちが多数登場のアクションコメディ。80年代の香港映画が好きな人なら楽しめること間違いなし。どんな攻撃もはねかえす「不死身の衣」を欲しがる大勢の悪たち。サモ・ハン作品の「基本コメディー」で「アクションは迫力のあるもの」というパターン。ディーン・セキのマヌケすぎるキャラと動きは爆笑もの。見所は、サモ・ハンのコロコロした動きのカンフー(「カエル拳」?)、戦いのシーン、「カニ拳」を使うラスボス(リー・ホイサン演じる「白眉和尚」)。

『燃えよデブゴン 豚だカップル拳』
(あらすじ)二人の武道家が「刀と槍の優劣」を争う。サモ・ハン、ラウ・カーウィン、ディーン・セキ、レオン・カーヤン。

サモ・ハン・キンポー(洪金寶)「永遠のデブゴン」

(見所)サモ・ハンとラウ・カーウィンがそれぞれ一人二役を演じるアクションコメディ。互角の実力を持つ「刀の名人」と「槍の名人」が「どちらがすぐれているか」を決めようじゃないかと弟子をとって競い合う、という内容。変な髪型とかヒゲが目立つキャラが多い映画。相変わらずマヌケなキャラのディーン・セキなど、サモ・ハン映画におなじみの人たちが出演(チュン・ファット、ラム・チェンイン、カール・マッカ)。「笑いのシーン」と「対決シーン」が見せ場です。

『痩せ虎とデブゴン』
(あらすじ)二人の刑事ハゲ虎とデブゴンが麻薬組織と戦う。カール・マッカ、サモ・ハン、タイ・ポー、ラウ・カーウィン。

サモ・ハン・キンポー(洪金寶)「永遠のデブゴン」

(見所)「80年代」が終わったのだ、と感じさせる1990年の作品。例えば、サモ・ハンがブルース・リーのモノマネしながら戦うシーン。「若い世代の人にウケるのかな?」という印象が。「若いから許されるドジ」も年を取ったら許されなくなる。香港映画からカンフーの色が消えていく。サモ・ハンも活躍の場が減っていく。『ナイスガイ』のような傑作があったのが救い。見所は、デブゴンが女装の殺し屋に襲われるシーン、女性警察職員チンのかわいらしさ、(ストーリーには関係ない)シンガポール旅行、大物ボスとの対決。ぬるいギャグもそれなりに楽しめます。
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ホイ三兄弟の傑作コメディ『Mr.Boo! ミスター・ブー』「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「懐かし映画劇場:映画ブログ」ブルース・リー後に庶民的ギャグでブレイクしたホイ三兄弟。マジメな顔して大ドジを踏む『ミスター・ブー』シリーズの見所を紹介。

『Mr.Boo! ミスター・ブー』
(あらすじ)ドジでケチな私立探偵事務所の所長が助手たちに助けられ、様々な事件を引き受ける。マイケル・ホイ、リッキー・ホイ、サミュエル・ホイ、テレサ・チュウ、リチャード・ン、シー・キエン。

ホイ三兄弟の傑作コメディ『Mr.Boo! ミスター・ブー』

(見所)香港発の爆笑コメディ。ギャグ連発で「笑いどころ」「ツッコミどころ」がいっぱい。本編には「ミスター・ブー」なんていう言葉は出てきませんので、タイトルからしてギャグ。広川太一郎の吹き替えで観たらもっと笑える、ギャグとキャラを楽しめる名作。あの『燃えよドラゴン』のシー・キエンが登場。強盗団のメンバーにマース、警部にリチャード・ン、ジャイアント馬場みたいなデカい奴、厚化粧のオバハン、怪しいヒゲ&グラサン男。何回でも観たくなる映画です。

『Mr.Boo! インベーダー作戦』
(あらすじ)売れないタレントが有利な契約を求めて悪戦苦闘する。ホイ兄弟、エレン・リュウ。

ホイ三兄弟の傑作コメディ『Mr.Boo! ミスター・ブー』

(見所)あの「インベーダーゲーム」の映画ではありません。未だに謎のタイトル。ギャグ連発のコメディですが、白紙の契約でタレントを搾取するシーンなどシリアスな場面もあります。シップ(マイケル・ホイ)が不利な契約書を盗み出そうとしてプロデューサーのボディガード(ジャイアン、ナイフ使い)に追いかけ回されるシーン、(実に不謹慎な)「命がけゲーム」、ティンガイ(リッキー・ホイ)が開発したテレビ(のポンコツぶり)が見所です。

『Mr.Boo! ギャンブル大将』
(あらすじ)ギャンブル好きの二人の男が高利貸しの親分をカモにしようとする。ホイ兄弟、ベティ・ティン・ペイ、リサ・ルイ。

ホイ三兄弟の傑作コメディ『Mr.Boo! ミスター・ブー』

(見所)香港では大ヒットしたそうな。ギャンブルに興味のない方でも「広川太一郎の吹き替えバージョン(口が動いていないシーンでもしゃべり続ける広川太一郎の吹き替え)」なら楽しめます。今回はリッキー・ホイはチョイ役。マイケルとサミュエルのドジなギャンブラーが中心になって話が展開。面白い小ネタがたくさん。見所は、クイズ番組のシーン、ポーカーでマヌケすぎるインチキ、親分に追われるシーン。出演は、カジノでチップをちょろまかす店員役のディーン・セキ、チョイ役でタイガー・ヤン、ロイ・チャオ、リー・クン。妹ムイタウ役のリサ・ルイ。色気がありすぎるベティ・ティン・ペイ。

『Mr.Boo! 天才とおバカ』
(あらすじ)金持ちになることを夢見る二人の男が「お宝」を求めて苦労する。ホイ兄弟、ジェームス・ティエン、ディーン・セキ、ロイ・チャオ。

ホイ三兄弟の傑作コメディ『Mr.Boo! ミスター・ブー』

(見所)精神病院と患者がメインの映画ということで日本では劇場未公開の作品。顔を見ただけで笑ってしまう『Mr.Boo!』シリーズの常連が多数出演。プールサイドのウエイター役にリッキー・ホイ。『燃えよドラゴン』『プロテクター』のロイ・チャオが「謎の男」を演じます。正直なところ不謹慎なシーンもあります(霊安室のシーン、ほか)。劇場未公開なのもわかるような気がする雰囲気の映画。面白いシーンだけ楽しめばいいと思います。

『新Mr.Boo!アヒルの警備保障』
(あらすじ)(ちょっぴりマヌケな)警備会社がさまざまな事件に遭遇する。ホイ兄弟、フォン・ツイファン、ウォン・チョーシー、ラウ・ハクスン、トン・ピョウ。

ホイ三兄弟の傑作コメディ『Mr.Boo! ミスター・ブー』

(見所)ギャグ連発の傑作。香港初公開時はジャッキー・チェンの『ヤングマスター 師弟出馬』を抜くヒットだったとか。「ドリフ大爆笑」のようなギャグの連続でストーリーはあまり気にしなくてもいいような感じ。ただ、「押し寄せる難民をどうやって助ける?」という深刻なテーマもあります。出演はジャッキー・チェン『プロジェクトA』の海上警察司令官役で有名なラウ・ハクスン、『ポリス・ストーリー 香港国際警察』のトン・ピョウ、『五福星』シリーズのフォン・ツイファン。難民の娘チャン役にはウォン・チョーシー。両手をケガしたミスター・ブーがカニを食べるシーン、トイレのスッポンで坂を転げ落ちるシーンが楽しい、オススメ映画です。

『新Mr.Boo! 鉄板焼』
(あらすじ)鉄板焼店の婿養子が憧れの美女とバカンスを楽しもうとする。マイケル・ホイ、チョウ・メイイー、ロー・ホイパン、ポール・ン、ホイ・インサウ、サリー・イップ。

ホイ三兄弟の傑作コメディ『Mr.Boo! ミスター・ブー』

(見所)ジャッキー・チェン『プロテクター』のサリー・イップが登場。サリーのかわいらしさは必見。「面白いギャグ」「ぬるいギャグ」「リアクションに困るギャグ」など笑いのシーンの連続。今回はサミュエル・ホイ、リッキー・ホイは出ていませんが、出演者は濃いキャラクターばかり。ユーモラスな鉄板焼きのシーン、へなちょこテニス対決、じいちゃんがお盆でお茶を運ぶシーン、フィリピンでのバカンスのシーンが見所の傑作です。
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