「懐かし映画劇場:映画ブログ」文無し男が西部でカウボーイになるコメディ。未経験の「なんちゃってカウボーイ」がなぜか活躍。大量の牛が町に現れるシーンが楽しい。
(Go West:1925年)
1.貧困
インディアナ州に住む貧しい青年バスター(キートン演じる主役。役名が無いため便宜的に「バスター」と呼びます)。家財道具を全て売り払うが、足元を見られてわずかなカネにしかならない。パンと長いソーセージを買って文無しに。
売買交渉 |
2.列車
列車にタダ乗りして別の町へ。都会は性に合わない(群衆に踏みつけにされたり、車にハネられたり)。そしてまた列車に。車内の樽が転がって砂漠に落下。
「何か」に導かれ・・・ |
3.売り込み
牧場でカウボーイになったバスター。仕事のやり方を知らないため、何の役にも立たず。牧場主の娘にあきれられてしまう。
キートン流「乳搾り」 |
4.売却
1000頭の牛を売却することに決めた牧場主。しかし、牛の値下がりを嫌がる連中はそれに反対し、列車で牛を運ぼうとするのを妨害。バスターは徒歩で牛を目的地まで誘導しようとする。
町中に牛 |
(コメント)
キートンが「即席カウボーイ」になる映画。何やってもサッパリの男が西部でなぜか活躍。ケチな古道具屋とのやりとり、都会での苦労、樽で落下&ガラガラヘビ、へなちょこな仕事ぶり(ド下手な投げ縄、ほか)、牛に助けられるシーン(運命的な出会い)、メシを食いっぱぐれるシーン、銃撃戦、牛を率いて大混乱(ドジな警官隊&消防隊、被害に遭うデパートや床屋)ほか。慣れないことをやってトチったり、うまくいったりするシーンで笑わせる傑作。キートンおなじみ「全力疾走」のシーンも。『セブン・チャンス』では大勢の花嫁候補&大量の岩。今回は「牛」。スケールが大きい傑作です。
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