2022年10月10日月曜日

懐かし映画劇場:『レイダース 失われた魔宮と最後の王国』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」学者がアフリカでダイヤ捜しをするコメディ映画。ドイツ発の珍作。インディ・ジョーンズとは大違いのセバスチャンとかいうドジ男が頑張るです。

(African Race:2008年)

1.事件

ドイツの大聖堂が崩壊寸前。その原因は聖堂を支えていた巨大ダイヤが(随分昔に)盗まれたこと。ダイヤが見つからないと取り壊しされることに。あせる司教だが、打つ手無し。

2.学者

学者のセバスチャン(ヤン・ソスニオク)がダイヤの在処が描かれた地図を発見。司教の依頼でセバスチャンはアフリカにダイヤを捜しに行くことに。

3.オバハン

脇が甘い司教&セバスチャン。謎の組織(たぶん犯罪系)のオバハンがダイヤ捜しの情報をキャッチ。セバスチャンからダイヤを奪ってインド人貴族に5000万ドルで売ろうと計画する。

4.インド人

そのインド人貴族もなかなか大した奴。誰が5000万ドルも払うか、とばかりに貴族は息子にダイヤ奪取を命じる。とってもマヌケな息子。こんな奴に任せて大丈夫?

5.強盗二人組

「ホワイトカラー犯罪」などとぬかして「危険ではない犯罪」をやろうとする妙な二人組。素手で銀行強盗。パトカーから逃走。その過程でセバスチャンのダイヤ捜しのことを知り、ダイヤを奪おうと、しつこくセバスチャンを追い掛ける。

6.太っちょ

慈善施設を経営する太っちょ。無駄口が多い、よーしゃべる奴(ウザい)。カネに困っていたところ、偶然、セバスチャンのダイヤ捜しの話を立ち聞き。アフリカ人の案内でダイヤを入手しようとするが、野蛮な村に連れて行かれる。

7.新聞社の男

セバスチャンのダイヤ捜しを取材しろと会社から命令される新聞社の男。いい記事を書かないと職を失うということでアフリカ行きの飛行機に乗ろうとする。しかし、コイツがまたアホくさい。なぜか旅行カバンにチャーンソーやダイナマイトを入れて行き、ドイツの空港カウンターでテロリスト扱いされてしまう(個人的にはこの男が一番面白かった)。

8.争奪戦

いろんな連中が入り乱れてダイヤを奪い合う。ダイヤが隠されている洞窟にヘンな番人がいたり、気の強いセスナ機の女パイロットや「協力係」と称してセバスチャンに接近する女がいたり。最後にダイヤを手に入れるのは?

『レイダース 失われた魔宮と最後の王国』「見所ポイント紹介」「懐かし映画劇場:映画ブログ」
珍キャラたち

コメント

ドイツのコメディ。(マジメなイメージのある)ドイツ人にコメディなんか制作できるの? という気もしますが、なかなか面白い作品。ドジ系のギャグを畳み掛けるように見せる演出が巧い。ドジな人たちが次々に登場。でも、ちょっとドジすぎてワザとらしい感じも。面白いキャラもいれば、アホすぎてイヤになるキャラも。ツッコミどころがいっぱい。セバスチャン(異常な強運の持ち主。運が尽きたらどうなる?)。謎の組織のオバハン(コイツは一体何者なのだろう?)。インド人の息子(アホすぎ)。強盗二人組(マヌケすぎる)。太っちょ(つまらんことをペラペラ)。司教(一応、「協力係」は雇ったけど、大事な任務をどんくさいセバスチャンだけに任せていいの?)。犯罪者を追い掛ける警察(パトカー横転)。ビーチでポロリしてしまう男女(みっともない)。映画タイトル(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』みたいなタイトル。そのパロディ(「デカい岩」ではなく「金の玉」)もありますが、「魔宮」なんてあったかな? 「最後の王国」は「野蛮人の村」のことかな?)。パッケージ写真(ブリーフ姿でムチを持つセバスチャン。そんなシーンあった?)。そもそもダイヤを盗まれたのはかなり昔なのに、何で今になって聖堂が崩れるんや、という気もする。ヘンなキャラ、ドジ、ツッコミどころ、アクションなど、いろんなシーンを盛り込んだ傑作。ツッコミながら、面白いところを自分で見つけて楽しむのがオススメです。

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