「懐かし映画劇場:映画ブログ」三人の女性社員が最悪な上司に仕返ししようとするコメディ映画。珍騒動、仕返しされるオッチャンの情けない姿に注目です。
(Nine to Five:1980年)
ある会社(商社?)が舞台。離婚したばかりの女ジュディ(ジェーン・フォンダ)が働きに出ることに。これまで専業主婦だったジュディはオフィスの忙しい雰囲気に緊張気味。
2.ベテラン
ジュディが働くことになった部門の主任バイオレット(リリー・トムリン)。ベテラン社員の彼女は会社のことを親切にアレコレ説明してくれる(裏事情も)。
3.オッチャン
若くして昇進した副社長ハート(ダブニー・コールマン)。しかし、この男は厄介な奴。立場を悪用し、エラそうな態度(「チームワーク」の名を借りた公私混同が得意技)。ドラリーにセクハラ、バイオレットを「お茶くみ」扱い、他人のアイデアをパクる。さらに会社に内緒で商品の横流し。女性社員ロズ(エリザベス・ウィルソン)に社員の言動をスパイさせることによって不満分子を解雇したりするなど、まさに「やりたい放題」。
4.秘書
副社長ハートの秘書ドラリー(ドリー・パートン)。とってもキュートなドラリーは家に帰れば優しい夫がいる人妻。そんなドラリーにセクハラするハート。ドラリーはそのことで悩んでいるが、他の社員たちはハートとドラリーが不倫しているとウワサする。
5.仕事
初めての就職で苦労するジュディ。コピー機の使い方がわからず、大いにあせってズッコケる。それをハートに叱責され、ジュディは涙目になってしまう(かわいそうだが、仕事では失敗は許されない)。
6.怒り
ハートのエラそうな態度についにバイオレット、ジュディ、ドラリーがキレる。三人でグチをこぼしたり、ハートを殺す妄想をしたり。
7.事件
ハートのコーヒーに間違って「猫いらず」を入れてしまったバイオレット。病院にかつぎ込まれたハートを追ってバイオレット、ジュディ、ドラリーが病院へ。バイオレットは「殺人罪」になってしまうのか?
(YouTube)
(コメント)
「オフィスで働くつらさ」をコミカルに描いた映画。イヤな上司。仕事に厳しい、というのなら良いのですが、公私混同、セクハラ、商品の横流し、など許されない行為の数々。そんな上司に(結果的に)三人の女が仕返しに成功する。ユーモラスに描かれた映画ですが、内容は結構シリアス。「オフィスの緊張感」が伝わってくる演出になっています。楽しいのは、三人の妄想、「猫いらず事件」(病院でのドタバタ、邪魔な白バイ警官、など)&ハート監禁、結末(事件後の三人の女&ハート)、ほか。ジュディのマヌケな元夫など、キャラ・人間関係に注目の名作です。
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