2022年7月16日土曜日

懐かし映画劇場:チャーリー・シーン『メジャーリーグ2』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」大リーグチームに再びあの選手たちが帰ってくるスポーツ&コメディ映画。「リック」、石橋貴明の「タカ・タナカ」に注目の続編です。

(Major League II:1994年)

1.再び

弱小チームに過ぎなかった「クリーブランド・インディアンス」が優勝。そして新シーズン。前シーズンで活躍した監督ルー・ブラウン(ジェームズ・ギャモン)、ピッチャーのリック・ボーン(チャーリー・シーン)、強打者ペドロ・セラノ(デニス・ヘイスバート)、キャッチャーのジェイク・テイラー(トム・ベレンジャー)、俊足ウィリー・メイズ・ヘイズ(ウェズリー・スナイプスが降板してオマー・エップス)といった選手たちが再び登場。前作に続いてインディアンスの試合を実況するのはハリー・ドイル(ボブ・ユッカー)。

2.変化

前作で選手らから嫌われたオーナーのレイチェル(マーガレット・ホイットン)。前作で三塁手を努めたロジャー・ドーン(コービン・バーンセン)にチームを1億5000万ドルで売却。新オーナーとなったロジャーは大成功を夢見る。チームの助っ人としてジャック・パークマン(デヴィッド・キース)が加入するが、チームメイトとソリが合わない。

3.不調

キャラが変わってしまった選手たち。ジェイクはヒザの調子が悪化。リックは打たれてばかり。ブードゥー教を捨てて仏教徒になったセラノは闘志を失い、ヘイズは足をケガしてイマイチ。開幕戦からファンをガッカリさせてしまう。

4.金欠

レイチェルに大金を払って金欠になったロジャー。球場にありったけの広告を貼り、パークマンをトレードで放出。代わりに「ジャイアンツ」のタカ・タナカ(石橋貴明)がチーム入り。

5.復帰

やっぱりダメだったロジャー。球団をレイチェルに返し、選手として復帰。レイチェルは「悪のオーナー」として選手に妙なプレッシャーをかける。さらに監督のルーが倒れ、ジェイクが監督代理としてチームを率いることに。

6.転機

不調の選手たちがついに仲間同士で乱闘。リックは元恋人のニッキー(ミシェル・バーク)に悩みを相談する。

7.好転

ケンカで「ワイルドさ」を取り戻した選手たち。連戦連勝でリーグ首位に。

8.決戦

リーグ優勝を懸けてホワイトソックスと戦うことになったインディアンス。選手は絶好調だが、またしてもレイチェルが選手たちを妨害しようとする。

Trailer(YouTube)

コメント

あのメンバーが帰ってきた、という感じのパート2。第17回スティンカーズ最悪映画賞の最低続編賞を受賞したそうな(そんなに悪い映画だったかな?)。おなじみのキャストに加えて「タカ・タナカ」の石橋貴明、「パークマン」のデヴィッド・キース(1982年『愛と青春の旅だち』で有名)が加入してさらに「キャラ重視」の内容になりました。美女も二人。リックの元恋人役でミシェル・バーク、エージェント役でアリソン・ドゥーディ。他に、妙な若手キャッチャー「ルーブ」なんてのも。笑いのシーンを詰め込んだ楽しい作品。ヘイズ主演のアクション映画(ジェシー・ベンチュラと共演。大コケ、だそうな)、トーク番組に出演するリック(CMの仕事をトチるシーンも楽しい)、セラノの打球とハト、広告だらけの球場、タナカの日本語&セラノとのやりとり、ベンチで乱闘、病室のルー(英国ドラマに大興奮?)、リーグ優勝を懸けたホワイトソックスとの試合、が主な見せ場。キャラ、コメディ、人間ドラマに注目の傑作。ジェイクの監督ぶりにも注目です。

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