2022年5月10日火曜日

ブルース・リー特集(19:終)「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「永遠のドラゴン」ブルース・リーを振り返るコーナー。死後もスーパースターなリー。「リーのソックリさん」(ブルース・リィ、ドラゴン・リーほか)およびその出演作を紹介します。

ブルース・リー特集(19:終)「懐かし映画劇場:映画ブログ」
ブルース・リィ(上)、ドラゴン・リー

ソックリさん&モノマネな人たち

サモ・ハン・キンポー

『燃えよデブゴン』でリーのモノマネをやった男。体型はリーに似ていないけれど、リーになりきって表情を作ってました。内容は『ドラゴンへの道』っぽい感じ。デブゴンがドジ踏んだりしながら、得意のカンフーを見せる。ロイ・チャオ、フォン・ハックオン、リー・ホイサン、レオン・カーヤンといった香港映画でおなじみの人たちも登場。

ブルース・リィ(ホー・チョンドー)

「リーのソックリさん」としてはナンバーワン、との評価。珍作『新死亡遊戯・七人のカンフー』が有名ですが、個人的には『ドラゴン怒りの鉄拳』の続編、『ブルース・リー物語』『Gメン'75』をオススメしたい。マジメな時は田原俊彦、笑うと野村義男っぽい顔になるのが特徴。

ドラゴン・リー(巨龍)

北朝鮮出身らしい(謎の男)。筋肉質な体。なぜか蟷螂拳を使う。『クローン人間ブルース・リー 怒りのスリー・ドラゴン』でブルース・リーのクローンを演じた(潜入捜査をする特別諜報員の役だったけど、最初から敵に怪しいとニラまれていた。妙に自信タップリなウザい表情が原因と思われる)。この男も『ドラゴン怒りの鉄拳』のような日本人が悪役の映画に出ている。しかしながら彼の出演作の日本版DVDはリリースされていません。字幕が無いものを鑑賞したことがありますが、かなり個性的な役者。いつか日本語字幕付きDVDで観たいものです。

ブルース・リ

ブルース・リーの大ファン。リーになったつもりでリーの似てないモノマネを披露。しかしながら、見た目は間寛平。ドラゴン・リー同様、『クローン人間ブルース・リー 怒りのスリー・ドラゴン』でブルース・リーのクローンを演じ、『ドラゴン怒りの鉄拳』のような日本人が悪役の映画に出てます。ストーリーが面白そうな作品もありますが、彼の出演作は日本版DVDでリリースされていません(VHSなら何本か出てます)。しかしながら彼の映画は最後にカンフーで彼が勝つのがパターン。日本語字幕付きではない映像でもカンフーシーンだけを見れば充分かもしれない。

タン・ロン

『死亡遊戯』『死亡の塔』でブルース・リーの代役をやった男。韓国出身の映画俳優で、本名は金泰靖(キム・テジョン)。芸名の「唐龍」は『ドラゴンへの道』のブルース・リーの役名から取っています。ゴールデン・ハーベストが公認する「ブルース・リーのそっくりさん」であり、「ブルース・リーに取り憑かれた男」。『死亡遊戯』のオーディションを受け、合格。『死亡遊戯』ではサングラス姿のシーンが多かった。『死亡の塔』ではブルース・リー役と、リーの弟役の二役。この作品で見せたキックを主体としたアクションは今でも評価されています。韓国公開版では(当時)タン・ロン主演作として劇場公開されました(韓国公開版には日本版には存在しないシーンがあります。ヌンチャクをぶん投げて敵にぶつけるシーン、ほか)。その後の活躍はほとんどなく、2011年、54歳で死去。不吉な題名でワケありの映画に出演した変わった男。長くは生きられない運命だったか。

ダニー・リー(李修賢)

『実録/ブルース・リーの死』でブルース・リーを演じ、サングラスを掛けてリーっぽい雰囲気を出していた。この映画はあのベティ・ティンペイがリーとの思い出を振り返る再現映像。本当かどうかわからないシーンもあるとか。また、肝心のアクションシーンは「イマイチ」という評価。名作『狼/男たちの挽歌・最終章』でチョウ・ユンファと組んだりして、刑事役で定評のあるダニー・リー。ブルース・リーを演じたことをどう思っているのだろう?

(予告編:YouTube)『クローン人間ブルース・リー 怒りのスリー・ドラゴン』

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