2021年8月5日木曜日

懐かし映画劇場:アダム・ウェスト『バットマン』(1966年)

「懐かし映画劇場:映画ブログ」TV版を映画化。おなじみ「バットマン」がジョーカー、ペンギンらと対決。バットマンが爆弾を持ってウロウロする珍シーンなどが楽しめる傑作。

(Batman: The Movie:1966年)

1.コンビ

ブルース・ウェイン(アダム・ウェスト)と養子ディック(バート・ウォード)。画期的な発明をした男シュミットラップが発明品と共に姿を消す事件発生。ウェインとディックは「バットマン&ロビン」に変身して捜査。

2.

シュミットラップを乗せた船を調べるバットマン。船が消え、サメに食いつかれる。

3.暗黒同盟

シュミットラップを人質に取り、彼の発明品を悪用しようとする悪党たち。ジョーカー(シーザー・ロメロ)、ペンギン(バージェス・メレディス)、ナゾラー(フランク・ゴーシン)、キャット・ウーマン(リー・メリーウェザー)の4人。

4.捜査

「消えた船」のトリックを調べる「バットマン&ロビン」。ペンギンが潜水艦から彼らに魚雷発射。

5.作戦

ソ連のジャーナリスト「キトカ」としてウェインに接近するキャット・ウーマン。狙いはウェインを人質にして、「バットマン」をおびき寄せること(悪党たちはウェインが「バットマン」であることを知らない)。

6.監禁&反撃

ジョーカーらに捕まるウェイン。うまく脱出。キトカに惚れてしまったウェインは「バットマン」に変身してキトカの救出に向かう。

7.新兵器

シュミットラップの発明品を使うジョーカーら。その道具は「人間から水分を抜き取って、人間を粉に変えてしまう」というもの。世界連合で行われる安全保障会議に出席する9人を粉にして拉致し、身代金を奪う計画だ。

8.対決

ペンギンの潜水艦を「バットボート」で追う「バットマン&ロビン」。甲板で乱闘。粉になってしまった要人9人の運命は?

『バットマン』「見所ポイント紹介」「懐かし映画劇場:映画ブログ」。
西川のりお?
(予告編:YouTube)

(コメント)
かなり長い歴史を誇る「バットマン」。マンガのキャラ。1943年に初映画化。今回紹介するのは実写映画としては三本目にあたる作品。元々はマンガということで、この作品もコミカルな内容。バットカーでカッコよく疾走するシーンもあれば、バットマンが仕掛けられた爆弾を処理するために爆弾を持ってあちこちウロウロする「珍シーン」も。原作がマンガだけに、殴るシーンでは「ZWAPP!」「URKK」などの文字が出たり。キャラも楽しい。「ジョーカー」は笑ったときの顔が「西川のりお」っぽい感じ。バージェス・メレディスは『ロッキー』のトレーナー「ミッキー」役で有名な人。「ナゾラー」はバットマンをからかうのが生き甲斐の男(ヘンな奴)。見所は、ウェインとディックが変身するシーン(ポールを伝って降りたら「バットマン&ロビン」に)、マシン(バットカー、バットコプター、バットボート、バット砲、ほか)、バットマンがサメに噛みつかれるシーン(「サメ退治用スプレー」にも注目)、素手でウェインがジョーカーらと戦うシーン(バットマンに変身しなくても強い、というか、「正体を隠すための変身」であり、変身したから強くなる、ということではない)、ジョーカーらのヘンな「空飛ぶ乗り物」(カッコいいような、悪いような)、この映画で最も有名な「爆弾持ってウロウロ」、シュミットラップの発明品(使い方を間違えるとマヌケなことに)、町を走る「バットマン&ロビン」(ロケ&合成)、甲板での乱闘、オチ、ほか。後にリメイクされる『バットマン』とは作風が全然違う、マンガチックな映像。昔のTV版が好きだった方、個性的な演出の映画が好きな方にオススメします。
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