2021年7月29日木曜日

懐かし映画劇場:マイク・マイヤーズ『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」英国スパイ「パワーズ」と悪党「イーブル」の対決に決着がつくかもしれない完結編。相変わらずの「おバカ」ネタで勝負する珍作コメディです。

(Austin Powers in Goldmember:2002年)

1.映画化?

英国スパイ、オースティン・パワーズ(マイク・マイヤーズ)の活躍が映画化。監督はスティーヴン・スピルバーグ、パワーズ役にトム・クルーズ、Dr.イーブル役はケヴィン・スペイシー、といった豪華なキャスティング・・・。しかしこれはジョーク。パロディ映画の中でさらにパロディをやるというギャグなオープニング。

2.本編

ついに捕まった悪党Dr.イーブル(マイク・マイヤーズ)。懲役400年の刑。

3.英雄

「ナイトの称号」を受けるパワーズ。しかし晴れの舞台なのに、父の姿が無い。寂しいパワーズを大笑いする周囲の連中。

4.誘拐

どこかへさらわれたパワーズの父。手がかりを求めて、パワーズは刑務所のイーブルを訪ねる。

5.1975年

ヘンな車に乗って過去へ行くパワーズ。フォクシー(ビヨンセ)、父ナイジェル・パワーズ(マイケル・ケイン)と再会。

6.2002年

刑務所から脱走するイーブル。錬金術師ゴールドメンバー(マイク・マイヤーズ)と組んで新たな悪事を働く。そして、またしても米国を脅迫。

7.トーキョー

日本へやってきたパワーズ&フォクシー。相撲観戦したり、怪しい会社を訪ねたりしながら、イーブルを追う。

8.意外な事実

ついにイーブルを追い詰めたパワーズ。しかし、ナイジェルが意外な事実を二人に明かす・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)

完結編。『007』シリーズの「ボンド vs. ブロフェルド」を基本としたパロディ三部作。相変わらずの下品さ、いやらしさ、汚さに加え、パワーズにソックリなオヤジ役としてあのマイケル・ケインが登場。ビヨンセは親の敵を討とうとする女の役。そしてなんとあのスピルバーグトム・クルーズも参加(スターが出演したがるほど人気のある映画なんですか、コレ?)。キャスティングとギャグを楽しむ映画。ストーリーはあまり気にしなくてもいい感じ。日本人としては「日本の描写(日本が舞台の『007は二度死ぬ』のパロディも)」が楽しい。日本人なのに「ロボト」とかいうヘンな名前の奴、相撲のシーン(ばっちいシーンに要注意)、町をゴジラっぽいのが疾走、町の風景・看板、などが見せ場。見所は、オープニング(迫力)、「ナンバー・スリー」とかいう奴の顔、パワーズとナイジェルのやりとり、日本人の双子、イーブルの潜水艦、日本のシーン(秘密工場でのマヌケなパワーズにも注目)、カーチェイス、下品な影絵(パート2でもあった)、潜水艦での出来事(パワーズとイーブルの関係、など)、ほか。細かいところまでよく作られた内容(汚いシーンが無ければもっとよかったんですけども)。面白いシーンを自分で見つけて楽しむ映画です。

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