2021年7月12日月曜日

懐かし映画劇場:クリストファー・リーヴ『スーパーマンII 冒険篇』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」クリプトン星出身の「スーパーマン」が同郷の三人組と対決するアクション映画。テレンス・スタンプ、ジーン・ハックマンらの悪役ぶりに注目です。

(Superman II:1980年)

1.三人組

クリプトン星。「反逆罪」で有罪になったゾッド将軍(テレンス・スタンプ)、アーサ(サラ・ダグラス)、ノン(ジャック・オハローラン)。「ファントムゾーン」で宇宙に追放。

2.事件

エッフェル塔を水爆を持ったテロリストが占拠。取材する「デイリープラネット新聞社」のロイス・レーン(マーゴット・キダー)。クラーク(クリストファー・リーブ)も「スーパーマン」に変身してフランス入り。

3.アクシデント

テロリストの水爆を宇宙で爆発処理するスーパーマン。その衝撃で「ファントムゾーン」が壊れ、ゾッド将軍らが解放されてしまう。

4.脱獄

前作で捕まり、刑務所送りになった犯罪者レックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)と手下のオーティス(ネッド・ビーティ)。同じく手下のテッシュマッカー(ヴァレリー・ペリン)の手引きでルーサーが脱獄。

5.侵略

地球へやってきたゾッド将軍。保安官(クリフトン・ジェームズ)をビビらし、軍隊を軽く蹴散らす(迫力のシーン)。

6.

クラークが「スーパーマン」であることに気付くロイス。クラークはスーパーマンの力を捨て、普通の人間としてロイスを愛することを決意。

7.野望

地球の「新しい支配者」となったゾッド将軍。スーパーマンを挑発。ルーサーはゾッドに接近し、スーパーマンに関する情報と引き替えにオーストラリアの土地を要求。

8.対決

力を復活させたスーパーマン。一人でゾッド、アーサ、ノンと激突。ニューヨーク、北にある「クリスタル・チェンバー」での戦いの行方は?

Trailer (YouTube) 

(コメント)

前作『スーパーマン』の冒頭でスーパーマンの父ジョー=エルにクリプトンから追放された反逆者三人組。追放された恨みをスーパーマンにぶつけようとする。理屈はよくわかりませんが、クリプトン星の人たちは太陽の光を浴びたらパワーアップして超人になれるそうな。スーパーマンと同じパワーを持つようになったゾッドらとの対決が見せ場。前作に続いて登場するルーサーとドジなオーティス。今回はゾッドのスーパーパワーがメインなのでルーサー&オーティスはちょっと影が薄い感じ(でも二人の掛け合いは面白かった)。ロイスを愛するためにスーパーマンの力を捨てるクラーク。どうやらスーパーマンのままだと普通の恋愛ができないらしい(なぜ?)。「クリプトンの太陽の光」を浴びると力を失う、という設定によりタダの人間になるクラーク。しかし強敵ゾッドが現れたため復活(「普通の恋」を諦めるロイスが悲しい)。見所は、宇宙での核爆発、ルーサーの脱獄(ドジなシーンも)、反逆者三人組の地球での暴れっぷり(月、田舎町、食堂、ホワイトハウス、ニューヨーク、「クリスタル・チェンバー」ほか)、サウスダコダ州ラシュモア山(4つの顔がある山)、食堂の無礼な男とクラーク、風でオッチャンのヅラが吹き飛ぶシーン、「スーパーマン vs 反逆者三人組&ルーサー」ほか。迫力とコミカルな演出が楽しめるシリーズ第二弾。オススメの作品です。

クリフトン・ジェームズ:『007 死ぬのは奴らだ』『007 黄金銃を持つ男』で「ペッパー保安官」を演じた個性派キャラ。

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