2021年7月22日木曜日

懐かし映画劇場:マイク・マイヤーズ『オースティン・パワーズ』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」『007』を60年代風にパロディ化したコメディ映画。マイヤーズが二役を演じる。妙な奴「パワーズ」&サイケデリックな映像が見せ場。

(Austin Powers: International Man of Mystery:1997年)

1.1967年

ラスベガスにある秘密基地。打倒「オースティン・パワーズ」に燃える悪党たち。ロンドンでは町で女性たちに追いかけられる英国諜報員パワーズ(マイク・マイヤーズ)。見た目はダサいがモテまくっている。

2.ワナ

パワーズを始末しようとするDr.イーブル(マイク・マイヤーズ:二役)。「サイケデリック・クラブ」へ誘い出しパワーズを狙うが失敗し、宇宙へ逃亡。

3.1997年

冷凍状態になっていたイーブルとパワーズが共に復活。イーブルはネバダの秘密基地から再び世界を脅迫、パワーズは新しいパートナー、バネッサ・ケンジントン(エリザベス・ハーレイ)と組んでイーブルを追う。

4.悪の組織

ボスのイーブル。配下の手下は「ナンバー・ツー」(ロバート・ワグナー)、フラウ・ファービッシナ(ミンディ・スターリング)、オブライエン、ランダム・タスク(『007 ゴールドフィンガー』のハロルド坂田っぽいキャラ)など。『007』の「スペクター」みたいな組織だ。

5.ブランク

30年も眠っていたイーブルとパワーズ。金銭感覚、男女関係に対する意識が60年代のまま。「古い常識」で二人が周囲に笑われるシーンが楽しい。

6.カジノ

ラスベガスのカジノで勝負するパワーズと「ナンバー・ツー」。トイレでパワーズが組織の悪党と一騎打ち(珍シーン)。

7.

下ネタが多いパワーズを軽蔑するバネッサ。しかし次第にパワーズの明るい性格を受け入れていく。

8.バルカン計画

組織の隠れ蓑である「バーチュコン社」に潜入するパワーズ&バネッサ。核弾頭で世界を混乱させようとするイーブルの「バルカン計画」を阻止しようとする・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)

これは『007』みたいなもんです。悪役「イーブル」は「スペクター」の「ブロフェルド」みたいな奴。イーブルの手下は『007』シリーズのキャラがモデル。「バネッサ」は「ボンドガール」の役どころ。「パワーズ」はオリジナルっぽい。マイク・マイヤーズ演じる「オースティン・パワーズ」。オーバーアクションでダサい奴。しかし、任務となると凄腕を発揮。性格も明るい。女性にもモテる。そんなパワーズが活躍するシーン、どこか抜けているイーブルが暗躍するシーンが見せ場。見所は、イーブルが手下を制裁するシーン、「パワーズ」というキャラ(ヘンな胸毛、ヘンな小道具・著書、ほか)、イーブルと手下の会話、パワーズと「ナンバー・ツー」の女のやりとり、女アンドロイド(武器&戦いぶり)、秘密基地での戦闘、ほか。役者の個人芸で勝負する映画(しょーもないシーンもあります)。キャラ、アクション、笑いの演出、に注目の娯楽作です。

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