2021年6月15日火曜日

懐かし映画劇場:ジェームズ・コバーン『電撃フリントGO!GO作戦』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」アメリカの凄腕スパイが世界を脅迫するグループを追うアクション映画。コバーンが博識で女好きでカラテを使うスパイを演じる。

(Our Man Flint:1966年)

1.脅迫

気象を操る犯罪グループが発電所を荒らす。世界各国の諜報機関が集結して協議。グループ壊滅のため、コンピューターが選んだのは「デレク・フリント」というエージェント。

2.女好き

四人の美女と気ままに暮らすデレク・フリント(ジェームズ・コバーン)。諜報機関からの要請を断る。

3.クラブ

女性たちと遊ぶフリント。自分の命が狙われていることを知り、犯罪グループ壊滅を決意。

4.マルセイユ

手がかりを追ってフリントはフランスへ。クラブで情報収集したり、元ナチスと戦ったり。そして爆弾を仕掛けられる。

5.ローマ

怪しい店を経営する女ギラ(ギラ・ゴラン)を訪ねるフリント。一夜を楽しんだり、金庫に閉じこめられたり。

6.犯罪グループ

グループの主犯は三人の男。核兵器や戦争の道具をこの世からなくしたいがため、世界を脅している。

7.

犯罪グループの隠れ家がある「ギャラクシー島」。大勢の美女が暮らす。フリントは思わず、うれしそうな顔。

8.対決

フリントを仲間にしようとする三人の男。強制されることを嫌うフリントは島の設備を破壊して、洗脳されている美女たちを救おうとする・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)

『007』シリーズに影響を受けている映画。スパイ、凄腕、博識、女好き、上司と衝突、など「ジェームス・ボンド」のキャラ設定を取り入れた内容。カッコいいような良くないような「フリント」というキャラ。シリアスな表情をしたと思ったら、美女を見てうれしそうな顔。ブルース・リーの弟子コバーン。リー仕込みのカラテを使う。その腕前はいかに? フリントが使う「心臓を止める技」というのもツッコミどころ。「犯罪グループ」は世界平和のために科学を使う人たち。決して悪者ではなかった(ような気もする)。見所は、フリントと四人の美女(楽しそう)、フリントがクラブで吹き矢で狙われるシーン、マルセイユのクラブでの出来事(ショーン・コネリーっぽい顔したエージェント「0008」にも注目)、ローマにある敵のアジト(リモコン操作で地下に潜れる優れ物)、ギャラクシー島&大勢の美女(パラダイス)、処刑用の電圧機、「奉仕室」、敵との決着戦、ほか。フリント、美女、笑い、アクションが見せ場の傑作。観客を楽しませるアイデアで勝負する映画です。

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