2021年6月15日火曜日

懐かし映画劇場:カート・ラッセル『ゴーストハンターズ』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」アメリカのチャイナタウンに不死身の悪魔が出現し、陽気なトラック運転手が悪魔集団と対決。カンフースターのカーター・ワンが悪魔役で登場。

(Big Trouble in Little China:1986年)

1.サンフランシスコのチャイナタウン

気ままに暮らすトラック運転手のジャック(カート・ラッセル)。

2.友人

レストランのオーナー、ワン。ジャックの友人。賭をして遊ぶ。

3.婚約者

ワンの婚約者ミャオがアメリカに。空港に迎えに行くジャックとワン。ところが犯罪集団「死の貴族」にミャオが誘拐される。

4.悪魔

ミャオを追うジャックとワン。中国人グループの抗争に巻き込まれる。そこに三人の男と「ロー・パン」という悪魔が現れる。「三人の男」はロー・パンの手下だ。

5.怪しい店

ミャオを捜すため「ホワイトタイガー」という店に潜入するジャック。

6.怪しい会社

ミャオを連れ去る三人の男。ジャックとワンはロー・パンが経営する貿易会社に潜入。監禁されている大勢の女性たちを救出しようとする。

7.目的

仲間のグレーシー(キム・キャトラル)がロー・パンに捕まる。ロー・パンの目的は「緑色の目をした女」と結婚して肉体を復活させること。緑色の目をしたミャオとグレーシーを妻にしようとする。

8.対決

ミャオとグレーシーの救出に向かうジャック、ワン、魔法使いのエッグ・シェン(ヴィクター・ウォン)ら。ロー・パン&三人の手下と対決。どんな戦いになるか?

(予告編:YouTube)

(コメント)

マジメに観ると損をする楽しい娯楽作。笑い、ツッコミどころ、SFX、キャラを素直に楽しむ映画。悪魔の「ロー・パン」とかいう奴。術をかけられて肉体を失った過去。肉体を取り戻すためには「緑色の目をした女」と結婚して「神の許し」を得なければならない、という条件が。不死身のロー・パンにとってはむしろ肉体が無い方が都合がいいような気もしますが、美女と楽しみ、宇宙を支配するには肉体が必要(と思い込んでいる)。そんな理由で女をさらって大騒動を起こす。「ジャック」は楽しい男。武器はナイフ。ドジりながら妖術使いと対決。ロー・パンの手下で妖術使いの「サンダー」役であのカーター・ワンが登場。メチャ気合いの入った表情でジャックらに迫る。見所は、ロー・パンがジャックのトラックに轢かれるシーン、ダサい変装をしてジャックが「ホワイトタイガー」に潜入するシーン、ロー・パンの会社(エレベーター、処刑場、牢屋、など)、ロー・パンが壁をすり抜けるシーン(妙に笑える)、ロー・パンらとの乱闘、決着戦、ほか。ジャックのドジっぷり、悪役たちのやられっぷり、珍妙な演出が楽しい映画。ツッコミながら面白いシーンを楽しむ作品です。

ジェームズ・ホン(ロー・パン役):『地獄のヒーロー』『デッドフォール』

ヴィクター・ウォン:『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』『ゴールデン・チャイルド』

カーター・ワン:『女活殺拳』『ドラゴン太極拳』『少林寺への道』 

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