2021年4月3日土曜日

懐かし映画劇場:リチャード・ギア『HACHI 約束の犬』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」大学の音楽教授と秋田犬の出会いを描いたドラマ映画。出会いと別れ。駅で待ち続けるハチと周囲の人々。日本語でハチに語りかける日本人にも注目です。

(Hachi: A Dog's Tale:2009年)

1.現在

「私のヒーロー」についてクラスメートの前で語るロニー少年。

2.過去

日本の山梨からアメリカに送られてきた秋田犬。首には「八」のペンダント。ケージが落下して駅で迷い、旅行から帰ってきた大学教授パーカー・ウィルソン(リチャード・ギア)と出会う。

3.飼い主

しばらく犬(ハチ)を預かることにしたパーカー。飼い主を捜すが・・・。

4.送り迎え

出勤するパーカーを送り迎えするハチ。互いに幸せそう。

5.結婚

パーカーの娘アンディ(サラ・ローマー)が恋人マイケル(ロビー・コリアー・サブレット)と結婚。ハチも「家族」として一緒に記念撮影。

6.スカンク

ハチの前に強敵が。パーカーはスカンクをハチの小屋から追い出そうとする。

7.異変

朝、出勤しようとするパーカー。いつもとは様子が違うハチ。まるでパーカーの出勤を阻止したいかのように行動する。

8.葬儀

大学での講義中に倒れるパーカー。葬儀の後、パーカーの未亡人ケイト(ジョアン・アレン)が引っ越しすることに。ハチはアンディの家に引き取られる。

9.

アンディの家を去るハチ。駅でパーカーを待ち続ける。

10.会話

パーカーを待ち続けるハチに語りかけるケン(パーカーの同僚:ケイリー=ヒロユキ・タガワ)。「ハチの気持ち」を理解する。

Trailer (YouTube)

コメント

日本映画『ハチ公物語』のリメイク作品。しかし、内容は全然違います。『ハチ公物語』のハチは飼い主が亡くなった後、捨てられた寂しさから駅に向かい、帰ってこないとわかっていながら飼い主を待つ、という悲しい話でした。『HACHI 約束の犬』のハチは自分が愛するのは一人だけ、という「一途な愛」を描いた作品になっています。かわいらしい子犬時代。いきなりデカくなって登場する成犬時代。そして10年後の老犬時代。「飼い主一家の人生」と「ハチの成長と変化」を表現した映画。「日本」という共通のルーツを持つハチとケンの会話にも注目。楽しいシーン、悲しいシーンが観られる名作です。

ケイリー=ヒロユキ・タガワ:『007 消されたライセンス』『アート・オブ・ウォー』で重要な役どころを演じた。 
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