2021年4月24日土曜日

懐かし映画劇場:ローワン・アトキンソン『ジョニー・イングリッシュ』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」下級スパイが英国の王座を奪おうとする男とドジりながら対決するコメディ映画。カッコつけてヘマする「ジョニー」に注目の珍作です。

(Johnny English:2003年)

1.スパイ

英国スパイ組織に所属するジョニー・イングリッシュ(ローワン・アトキンソン)、ジョニーの部下ボフ(ベン・ミラー)。ジョニーは一流スパイ「エージェント1」に憧れ、自分もスパイ活動をしたいと思っている。

2.転機

優秀なスパイたちが全滅。ジョニーはエージェントとして任務に就くことに。

3.宝玉

王室の宝玉を警備する任務。宝玉の修復にカネを出したのはカネ持ちフランス人のパスカル・ソヴァージュ(ジョン・マルコヴィッチ)。宝玉の展示会で謎の女ローナ(ナタリー・インブルーリア)に一目惚れするジョニー。

4.追跡

盗まれた宝玉を追うジョニーとボフ。銃撃戦、カーチェイス。そして墓地へ。

5.黒幕

宝玉を盗んだのはソヴァージュの手下。ジョニーとボフは手下と撃ち合い、ソヴァージュのビルに潜入して証拠を集めようとする。

6.

任務から外されるジョニー。ローナに説得され、王になろうとするソヴァージュの陰謀を暴くためソヴァージュの城に潜入。

7.戴冠式

ソヴァージュの戴冠式。王冠をかぶれば王位はソヴァージュのものに。ジョニー、ボフ、ローナはソヴァージュの野望をくじくことができるのか?

(予告編:YouTube)

(コメント)

スパイ組織のどんくさい下っ端がなぜかエージェントとして重要すぎる任務に就く映画。『ラルフ一世はアメリカン』というイギリス王族が全員感電死してアメリカ人が王位を継承する映画がありましたが、コレはそのスパイ版。憧れのスパイのマネをしてカッコつけるジョニー。いちいちトチる。しかし、「祖国(英国)を思う気持ち」は誰にも負けません。車の運転は超一流。それなのにドジったり、クサイ男になってしまったり。「いい女」役のナタリー・インブルーリア、「どんなときも忠実な部下」キャラのベン・ミラー、冷静さを装うけどついにキレてしまうソヴァージュ役のジョン・マルコヴィッチに注目の映画。ジョニーに体型をバカにされたり、酒をぶっかけられたりする外務大臣もいいキャラ。オススメのシーンは、壊滅的打撃を受けるスパイ組織(誰のせい?)、霊柩車を追跡(車からミサイル発射)、墓地での大ボケ、回転寿司とネクタイ、スカイダイビング&ドジ、戴冠式(大司教の鼻&ケ○)、ほか。DVDにはメイキング、クイズに答えて全問正解だと観ることができる未公開シーンもあります。シリアス顔のアトキンソンが何となくジョージ・クルーニーに見えてくる傑作。テンポよく展開される笑いが楽しいコメディ。ただし、ばっちいシーンには要注意です。

ジョン・マルコヴィッチ:『ザ・シークレット・サービス』『仮面の男』『RED レッド』。ブルース・ウィリスと共演した『RED レッド』はコミカルな演出と派手なアクションが見せ場のオススメ作品です。

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