「懐かし映画劇場:映画ブログ」イギリス美術館の警備員ビーンがアメリカでやらかすコメディ映画。気の毒な学芸員&刑事、台無しになった名画の修復が見せ場。
(Bean:1997年)
イギリス王立美術館の警備員ビーン(ローワン・アトキンソン)。仕事中に居眠りしたりするような奴。
2.アメリカ
名画『ホイッスラーの母の肖像』がアメリカで展示されることに。なぜかビーンが「美術の権威」として選ばれ、絵の解説のためアメリカへ向かう。
3.トラブル
超ヘンな奴、ビーン。アメリカへ向かう旅客機の中でやらかし、空港では警備員に追われる。
4.学芸員
アメリカ美術館の学芸員デビッド(ピーター・マクニコル)の自宅に泊まることになったビーン。不気味なビーンを嫌がるデビッドの妻アリソン(パメラ・リード)と子供たち。
5.やらかし
いちいちいらんことするビーン。わずかな隙に『ホイッスラーの母の肖像』を台無しに。必死コイてゴマかそうとする。
6.憔悴
ビーンの「正体」を知るデビッド(ヤケになってBeatlesの「Yesterday」を歌うシーンに注目)。
7.作戦
美術館に潜入するビーン。警備員を混乱させ、その隙に絵に細工する。
8.病院
事故で病院に運ばれるデビッドの娘ジェニファー。撃たれた刑事も病院へ。「医者」としてビーンは二人に手当をしようとする・・・。
(予告編:YouTube)
(コメント)
これはヤバい映画です。笑ってはいけないような気がする内容。「ビーン」とかいう奴。何かといろいろやらかす(TV版でもやっていたネタをこの映画版でもやっています)。「やらかす→ゴマかそうとする」というパターン。どう見てもマトモじゃない。ビーンを取り調べる刑事の「ビーンさん、治療を受けていますか?」のセリフがこの映画の全てを語っているような気がする。台無しになった名画はその後どうなったのだろう? 『ロッキー5 最後のドラマ』の悪徳プロモーター役でおなじみのリチャード・ガントが刑事役、バート・レイノルズが将軍役で登場。見所は、ビーンの顔芸、テレビ版でもおなじみのギャグ、空港でのトラブル、名画を台無しにしてしまうシーン&ド下手な修復作業、トイレのカギと警備員、病院のシーン(ビーンを見て気絶する刑事)、など。DVDには特典映像が収録されています(撮影風景)。ツッコミながら観るのがオススメの珍作です。
ピーター・マクニコル:『ゴーストバスターズ2』『レスリー・ニールセンのドラキュラ』。
リチャード・ガント:『ロッキー5 最後のドラマ』『13日の金曜日 ジェイソンの命日』。
パメラ・リード:『キンダガートン・コップ』。
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