「懐かし映画劇場:映画ブログ」セラーズがインド人を演じるコメディ映画。手違いで社長宅のパーティーに呼ばれたインド人俳優が豪邸を混乱に陥れる。セラーズの「個人芸」が楽しい。
(The Party:1968年)
エキストラ俳優のバクシ(ピーター・セラーズ)。撮影現場でやらかし、監督を激怒させる。
2.手違い
映画界から追放されることになったバクシ。手違いで撮影所社長宅のパーティーに呼ばれることに。
3.場違い
セレブたちのパーティー。話し相手がいないバクシは浮いた存在。ヘタに物に触って周囲から白い目で見られてしまう。
4.食事
手違いで呼ばれたバクシのせいで会食に使うイスが一つ足りない。ちっこいイスに座らされるバクシ。混乱が発生。
5.ウエイター
客用の酒を飲んで酔っ払うウエイター。バクシとウエイターのせいでパーティーはますます混乱する。
6.新人女優
売り込みのためにパーティーに出席する新人女優ミシェル(クロディーヌ・ロンジェ)。マネージャーの下心にミシェルは涙する。
7.象
社長の娘が仲間と象を連れて帰宅。象に描かれたペイントに抗議するバクシ。みんなで象を洗うことに・・・。
Trailer (YouTube)
(コメント)
ピーター・セラーズの「個人芸」を楽しむ映画。いらんことしたり、トチったり。『ピンク・パンサー』シリーズでもおなじみのパターン。いちいちドジを踏む「バクシ」という男。パーティー会場を泡だらけにする。なぜ「インド人」が主役になったのだろう? たぶん、象を出演させることが先に決められたのだと思う。「象」と言えば「インド」だろ? ってな感じでセラーズがインド人を演じることになったに違いない(違う?)。バクシに負けないほどやらかすウエイターも登場。「笑いのシーン」を素直に楽しめばいい映画なのかもしれませんが、「悩める新人女優」なんてのも出てきます。映画界によくある(かもしれない)スキャンダラスな常識を表現する存在。コミカルなシーンとしては、オープニングのラッパ&爆発、バクシがヘタに物に触るシーン、トイレを台無しにするシーン、など。浮いた存在のバクシが白い目で見られたりするのが「笑い」になっている作品。「ぎこちない空気」が漂う映画です。
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