「懐かし映画劇場:映画ブログ」不満だらけの男が死神に呼び出される。アメリカ人が「日常生活でイラッと感じているストレス」をぶった斬る内容。死神、「ビフ」が登場。
(High Strung:1991年)
子供向けの絵本作家のセイン(スティーヴ・オーデカーク)。ストレスでいっぱいの男。全てが気に食わないらしく、何にでも文句を付ける(シリアル、新聞記事、スイカのアイスキャンデー、感じ悪い女、大音量でロックを聴く上の階の奴、ペットを飼うことについて、保険のセールスマン、ダイレクトメール、長電話してくるママ、「ハマグリくん」、ハイテク・コンピュータ・ボイス、レストランの店員、見せ物小屋、TVドラマなどに)。
2.予告
ヘンな幻覚を見たり、「今夜8時」という電話や手紙を受け取るセイン。
3.イヤな女
社長の妻メラニー(デニーズ・クロスビー)。セインの部屋にいきなり訪ねてきて、仕事にダメ出し。セインはついにキレてしまう。
4.友人
セインの唯一の友人アル(トーマス・F・ウィルソン)。まじめな男で、セインを元気づけようとする。
5.8時
セインを訪ねる男。「リムジンで迎えに来た」と言う・・・。
『ジム・キャリーINハイ・ストラング』というタイトル。しかしジム・キャリーの出番は少なく、スティーヴ・オーデカークがカメラ目線でしゃべりまくる映画。自己中が多い国ではストレスもキツい。セインは「ウンザリすること」に常にイライラして、自分自身にもウンザリ。あらゆるものに文句をつけるシーンが見せ場。特に、コンピュータの自動ボイスをおちょくるシーン、イヤな女にホンネをブチまけるシーン、がオススメ。日本でも作られたらいいのに、と思うような映画。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のビフ役でおなじみのトーマス・F・ウィルソンが悪役ではない役で出演。ジム・キャリーの死神ぶり、「1万8千回ルール」にも注目の日本劇場未公開作です。
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