懐かし映画劇場：ジム・キャリー『エース・ベンチュラ』

「懐かし映画劇場：映画ブログ」ペット専門の探偵が誘拐されたイルカを捜すコメディ映画。いちいちオーバーな表情とアクションをするヘンなペット探偵に注目です。

（Ace Ventura：1994年）

１．探偵

ペット専門の探偵エース・ベンチュラ（ジム・キャリー）。危ない男（ランドール・コッブ）から犬を救出。しかし、バットで襲撃されて車はボロボロ。

２．金欠

家賃をため込んでいるエース。大家にプレッシャーをかけられる。こっそりペットを飼っているエースは大家にバレないように小細工をする。

３．イルカ誘拐事件

フットボールチーム「ドルフィンズ」からの依頼。チームのマスコットであるイルカが誘拐され、エースは捜査を引き受ける。手がかりは指輪のものと思われる「石」。

４．警察署

警察から情報をもらおうとするエース（黒人警官の表情に注目）。しかし、アインホーン警部補（ショーン・ヤング）はエースをウザがって、冷たい態度。

５．豪邸

億万長者ケンプ（ウド・キア）の豪邸を捜索するエース。エースの珍妙な行動にケンプは憤慨する。

６．手がかり

事件のカギは「ドルフィンズの優勝リング」。指輪の持ち主を一人一人確認するエース（面白シーン）。

７．誘拐事件

ドルフィンズの人気選手マリーノがさらわれる。犯人を追うエース。

８．病院

かつてドルフィンズの選手だったフィンクルを捜すエースとメリッサ（コートニー・コックス）。病院に潜入して行方を調査する。

９．真相

アインホーンを問いつめるエース。誘拐事件の真相が明らかに。

（予告編：YouTube）

（コメント）

ジム・キャリーが妙な探偵を演じるコメディ。いちいちオーバーな動きを見せる「エース」というキャラ。そのウザい態度はアインホーンじゃなくてもイラっとくるかも。コメディですので難しいことを考えずに肩の力を抜いて楽しむ内容、と言いたいところですが、シリアスなシーンもあります。オススメのシーンは、オープニングの犬の救出劇（このシーンに出てくる荒っぽい男はボクサーのランドール・コッブ。ラリー・ホームズの世界ヘビー級タイトルに挑戦したことがある）、警察署のシーン、ケンプを怒らせるエース、指輪の持ち主を体を張って調査するシーン、病院に潜入するシーン、真相が明らかになるシーン、ほか。精神病院が出てくるシーンがありますのでテレビでは放送されないかもしれない作品。笑いのシーン、個性的なキャラに注目の娯楽作です。

ウド・キア：『悪魔のはらわた』『JM』『ブレイド』。独特の表情での怪演技が特徴。

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