「懐かし映画劇場:映画ブログ」会社にハメられて失業した男が悪徳CEOに仕返しをするコメディ映画。失業、破産の危機、自宅の差し押さえ。ピンチをどう切り抜けるのか?
(Fun with Dick and Jane:2005年)
グローバーダイン社に勤めるディック(ジム・キャリー)。妻ジェーン(ティア・レオーニ)、息子との暮らし。口が上手いディックは仕事も好調。
2.昇進
マカリスター社長(アレック・ボールドウィン)からの御指名でディックは大抜擢の昇進。
3.テレビ出演
TV「サムのマネーライフ」に出演するディック。会社の不正を番組ホスト&ラルフ・ネイダーから追求されてコマる。
4.逃亡
会社が不正な会計をしていたことをCFO(財務)のフランクから知らされるディック。マカリスターは持ち株を売り抜けて逃亡。
5.求職活動
昇進した、と思ったら失業したディック。職探し。ある会社で面接を受けるが冷やかされてしまう。給料が安いスーパーの仕事に就くが・・・。
6.犯罪
「自宅の差し押さえ」を銀行から通告されるディック。強盗してカネを調達することを決意。本気にしていないジェーンは見物しようとする。
7.資産
マカリスターには「隠し資産」4億ドルが。ケイマン(タックスヘイブン)の銀行を使って資産を移そうとしていることをフランクから知らされるディック&ジェーン。
8.作戦
「隠し資産」をマカリスターから取り上げるようとするディック、ジェーン、フランク。ディックがドジって、作戦を困難に。悪徳CEOマカリスターの資産の行方は?
Trailer (YouTube)
(コメント)
会社が不正をしていることを知らずに働いている社員たち。倒産すれば失業するだけではなく、資産も失う(貯蓄や年金も株式になっているため)。これはかなり深刻な映画です。コメディですが、笑いにくい雰囲気も。「仕事ができる男」ディック。失業して自信を失っていき、ついに強盗をしてカネを手に入れようとする。妻ジェーンも一緒に強盗や窃盗をするシーンがユーモラスに描かれていますが、これらは射殺されても文句が言えない重犯罪。コミカルなシーンでは、生放送でコマるディック、面接(おちょくられただけ)、スーパーの仕事をするディック、ジークンドー(ブルース・リーが創設したカンフー)のインストラクターになったジェーン、ディック&ジェーンの犯罪(フラッペの飲み逃げ、など)。観ていてつらくなってくるシーンも多い映画。仕事を失い、家まで奪われそうになってしまうディックがカワイイ妻の姿を見て「負けてたまるか」とばかりに気合いを入れるシーンが見せ場。DVDには未公開シーン(「デタラメなジークンドーを披露するジェーン」「おもちゃ店の警備員と戦うディック」など)が収録されています。この映画はジョージ・シーガルとジェーン・フォンダ『おかしな泥棒ディック&ジェーン』のリメイク。オリジナルもオススメです。
ティア・レオーニ:『ディープ・インパクト』ほか。
アレック・ボールドウィン:『レッド・オクトーバーを追え!』でのジャック・ライアン役のときはスリムでカッコいい感じでしたが、今作では卑怯者の役。同一人物とは思えない変身ぶりです。
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