2021年3月27日土曜日

懐かし映画劇場:ジム・キャリー&レネー・ゼルウィガー『ふたりの男とひとりの女』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」ストレスいっぱいの白バイ警官がついに「プツン」とキレてしまうコメディ映画。「ガマンしすぎるとマズイことになる」という警告を描いた内容。

(Me, Myself & Irene:2000年)

1.過去

幸せいっぱいのチャーリー(ジム・キャリー)。美しい妻との甘い生活が始まる、と思ったら、ヘンな黒人とトラブル。

2.現在

三人の黒人の息子と暮らすチャーリー。「息子たち」はチャーリーになついているが・・・。

3.嘲笑

白バイ警官なのに町の人たちからナメられっぱなしのチャーリー。女の子にまでバカにされる。

4.プッツン(死語)

ついにキレたチャーリー。暴言を吐く、女の子に仕返し、車で床屋に突っ込む、若いママさんに甘える。

5.任務

「二重人格」と診断されたチャーリー。イヤなことをガマンしすぎて、暴力的な精神が生じたらしい。気分転換を兼ねて、ニューヨークで指名手配中の女アイリーン(レネー・ゼルウィガー)をニューヨークに送る任務につく。

6.陰謀

アイリーンは犯罪者に利用されてきた「ワケあり」の女。犯罪の秘密を警察に漏らされると考えた悪党たちがアイリーンを追う。

7.襲撃

殺し屋がアイリーンを襲う。何とか逃げたアイリーンはチャーリーに助けを求める。

8.二重人格

普段は穏やかなチャーリー。ところが緊張すると暴力的な「ハンク」という男に変身。しかしながら、元々ケンカが強いワケではないため、相手を挑発して逆にやられてしまうヘナチョコぶり。

9.対決

アイリーンを連れ去る殺し屋。チャーリーはアイリーンを救出できるのか?

(予告編:YouTube)

コメント

ジム・キャリーが自分を押さえすぎてついにキレてしまう男を演じる傑作。『ライアー ライアー』でも本音を爆発させる役を演じていましたが、今回は「警官なのにナメられっぱなし」という設定で面白さが増した感じになっています。オススメのキャラは何と言っても「アイリーン」。レネー・ゼルウィガーがとてもキュート。チャーリー(ハンク)&アイリーンの「危険な珍道中」を楽しむ映画。チャーリーがナメた連中に仕返しするシーン、路上の牛、ジム・キャリーのカーク・ダグラスみたいなアゴ、TVに映るリチャード・プライアー、意外な活躍をする「白い人」、エンドロールでエキストラを紹介する演出、などがオススメ(その他、細かい笑い所もお見逃しなく)。ジム・キャリーが一人芝居をしたりするなど笑い所が多い映画。ただし、下品なシーンもありますので家族そろって鑑賞するのは危険かも。

レネー・ゼルウィガー:『ザ・エージェント』『ブリジット・ジョーンズの日記』『シカゴ』ほか。

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