「懐かし映画劇場:映画ブログ」『ピンク・パンサー』七作目。コンピューターが選んだ「世界一の刑事」が消えたクルーゾー警部を捜すコメディ。一作目の「ファントム」が再登場。ドジ系のギャグで笑わせる内容です。
(Curse of the Pink Panther:1983年)
またしても盗まれたダイヤ「ピンクパンサー」。ダイヤを追うクルーゾー警部もどこかへ消えてしまう。
2.アニメ
おなじみのテーマ曲とピンクパンサー。
3.一年後
クルーゾー失踪から一年後。「フランス一の刑事」クルーゾーを捜すため、インターポールはコンピューターで「世界一の刑事」を選抜することに。
4.刑事
選ばれたのは、ニューヨークの刑事クリフトン・スレイ(テッド・ワス)。祖父と父が警察署長を務めたこともある「警官一家」出身。クルーゾーがいない方が都合が良い、と考える犯罪組織はスレイを妨害して始末しようとする。
5.ドジ
かなりどんくさいスレイ。クルーゾーばりのドジっぷりで主任警部ドレフュス(ハーバート・ロム)に重傷を負わせたりする。
6.博物館
クルーゾーの使用人ケイトー(バート・クウォーク)。アパートを「クルーゾー博物館」に改装して、クルーゾーの帰りを待つ。無断侵入したスレイを襲う(お約束)。
7.刺客
組織から送られてきた「チャン」という男がスレイを襲う(敵に何度襲われてもうまいことピンチから脱出するスレイ。かなりの強運の持ち主)。
8.伯爵夫人
何やら怪しいチャンドラ伯爵夫人(ジョアンナ・ラムレイ)。「クルーゾー失踪」に深く関与している。クルーゾーと「ピンクパンサー」の行方は?
(コメント)
シリーズの七作目。ピーター・セラーズが亡くなったため、代わりのキャラとして「クリフトン・スレイ」なんてのが登場。クルーゾー並のドジで笑わせよう、という製作陣のアイデア。正直なところ、つまらんシーンも多い。「ベタな笑い」が好きな人(私もそうです)なら楽しめるかもしれません。話も少しややこしい。冒頭にクルーゾーが出てきます(セラーズの代役)。そしてクルーゾーが消えます。なぜ消えたのか、というのがわかりにくいんです。「クルーゾー」のイメージを壊そうとしているのか? と思うような演出。ハッキリ言ってあんまりデキが良くないような気がする作品。スレイのせいでドレフュスがヒドい目に遭うシーン、スレイが襲われるシーン、カーチェイス&爆弾、バズーカ砲、ロジャー・ムーア、が面白い(かもしれない)映画。過去作のキャラがこの作品のために再登場(チャールズ・リットン卿(怪盗ファントム)役でデヴィッド・ニーヴン、ギャング役でロバート・ロッジア、格闘家の「チャン」など)。テーマ曲はあの有名なメロディ(コレを聴くと、ドリフの『8時だョ!全員集合』を思い出す)。面白いシーン、キャラを見つけて楽しむ映画です。
(注)シリーズで『ピンク・パンサー5 クルーゾーは二度死ぬ』だけDVD化されていない様子。私はVHSで鑑賞しました。ピーター・セラーズのファンの方は『ピンク・パンサー4』まで観れば充分かもしれません。
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