2021年3月2日火曜日

懐かし映画劇場:ピーター・セラーズ『ピンク・パンサー3』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」『ピンク・パンサー』四作目。クルーゾーの元上司ドレフュスがキレてクルーゾーを狙う。セラーズの「変装、ドジり芸」、美人スパイに注目です。

(The Pink Panther Strikes Again:1976年)

1.精神病院

入院中の元・主任警部チャールズ・ドレフュス(ハーバート・ロム)。徐々に回復。冷静さを取り戻しつつあったが、クルーゾー主任警部(ピーター・セラーズ)の訪問により、完全にキレてしまう。

2.アニメ

おなじみのテーマ曲とピンクパンサー。『雨に唄えば』などのパロディが楽しい。  

3.使用人

今作でも使用人ケイトー(バート・クウォーク)がクルーゾーを襲う。アパートを台無しにする二人(前作でもアパートを壊して、大家に叩かれたクルーゾー。なぜアパートから追い出されないのだろう?)。病院を脱走したドレフュスが部屋にいるクルーゾーを爆殺しようとするが・・・。

4.悪の組織

クルーゾーを始末するため、悪人どもを集めた組織を作るドレフュス。有名な強盗犯トニエを逃走させる。

5.誘拐

ファスベンダー教授(リチャード・バーノン)とその娘をさらうドレフュス。目的は教授に「最新兵器」を作らせて、各国を脅すこと。

6.刺客

ドレフュスの狙いはクルーゾー。「最新兵器」で脅された各国は腕利きのエージェントをクルーゾーに送り込む。

7.

クルーゾーを狙うソ連の女スパイ、オルガ(レスリー=アン・ダウン)。ところが勘違いしてクルーゾーにホレてしまう。

8.

ドレフュスが潜伏している城に乗り込もうとするクルーゾー。散々ドジった後、歯科医になりすまして潜入。クルーゾーはドレフュスと「最新兵器」を始末できるのか?

Trailer (YouTube)

コメント

ピーター・セラーズの個人芸「変装、ドジり芸」が楽しい映画。せっかく回復してきたドレフュスをボロボロにして、逆に命を狙われるクルーゾー。狙われるのは自分のせいだということに全く気付かないクルーゾーはなかなか図々しい奴。もっと偉くなって市長になる、なんてホザく。ドレフュスがクルーゾー一人を始末するために、いろんなことをやります。世界を巻き込んでまでクルーゾーを始末しようとするドレフュス。どんな結末になるか? コメディシーンでは、オープニングの病院でのクルーゾーとドレフュス、ケイトーを相手にヌンチャクを使うクルーゾー、教授の屋敷を捜査するクルーゾー、ミュンヘンでのビール祭、城に潜入しようとしてドジりまくるクルーゾー、城での対決、がオススメ。ストーリーよりも「笑い」を見せたい映画。「ヘンな発音」のせいでクルーゾーが相手と通じない会話をするシーン、など「バカバカしい映像で笑いたい人」にオススメしたい作品です。

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