2021年2月11日木曜日

懐かし映画劇場:ブルース・リ "Bruce the Super Hero" (1979)

カンフースター、ブルース・リ出演の映画。妹を失った男が金塊を狙う犯罪組織を追うカンフー映画。フィリピンが舞台。ラストで「リ」がヤン・スエらと対決するシーンが見せ場。トラックスーツを着たりして、リーのマネをする「リ」に注目です。

(ストーリー)

第二次大戦中にアメリカ軍から盗まれた金塊を捜す犯罪組織。カンフー使いの男(ブルース・リ)が妹を襲った組織に復讐する。

Bruce the Super Hero (1979)「見所ポイント紹介」「懐かし映画劇場:映画ブログ」。

(キャスト)

ブルース・リ

Chiang Tao(江島)

ヤン・スエ

(コメント)

ブルース・リ監督作。自分のことを「Super Hero」と呼んで、例のトラックスーツを着て戦う。アップで見るとあんまりカッコよくないからサングラスを掛けて、リーっぽい雰囲気を出して演技。「ロッキー」とかいうボクサーと共闘して、悪の組織をぶっ潰す内容。(カンフーシーンが何となくレベルが低いような気がしますが)ラストでの一連の戦いが見せ場。それまでは、ドラマ的なシーン、ヤン・スエが牛と戦う「珍シーン」、ナイトクラブでの戦い、が見所。リと戦うヤン・スエ。やっぱり「やられ役」。しかもアッサリ(牛を一撃で倒すキャラなのに)。「リ」と「ロッキー」がザコたちを倒しまくる。これじゃあ、普通のカンフー映画やないかい、と思ったら、江島がやってくれました。「蛇の義手」をはめてリを襲う。ジャッキー・チェンの『スネーキーモンキー蛇拳』なんてのがありましたが、それは素手を蛇の形にして相手を攻撃する拳。江島は「蛇の作り物」を手にはめて戦う。珍シーン。個性的だけど、あんまり強くない。この江島って男は大概ラスボスみたいな感じで出てくるけど、「強い人」というイメージが無い。だから、「最後の決着戦」にこの人が出てくるとアクション&雰囲気がショボくなるのが難点。刀を使う悪党役で「Ken Watanabe」が登場。あの大河ドラマ『独眼竜政宗』の渡辺謙? いいえ、違います。アップで見ると「誰やねん」と思うような顔でしたから。さらにチャック・ノリス『地獄のヒーロー』でおなじみのアーニー・オルテガも悪役で出演。「リ」と「ロッキー」が戦うシーン、「ヤン・スエ vs. 牛」、「蛇の義手」に注目の珍作。個性的なシーンがありますので楽しめると思います。いつか日本語字幕つきDVDで観たいものです。

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