2021年2月23日火曜日

懐かし映画劇場:ピーター・セラーズ『ピンクの豹』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」『ピンク・パンサー』一作目。ある国の王女が持つダイヤ「ピンクパンサー」を狙う怪盗「ファントム」。何かとトチるクルーゾー警部。ダイヤの行方は?

(The Pink Panther:1963年)

1.アニメ

オープニングタイトルは「ピンクパンサー」のアニメ。

2.ローマ

宝石泥棒「ファントム」。犯行現場に「白い手袋」を残していく。かなりの自信家。

3.パリ

怪しい女と故買屋を取り逃がすフランス警察。怒り心頭のクルーゾー警部(ピーター・セラーズ)。

4.イタリア

スキーリゾート「コルティナ・ダンペッツォ」に避難中の某国の王女ダーラ(クラウディア・カルディナーレ)。世界一のダイヤ「ピンクパンサー」の所有者。この宝石は王女が父王から与えられたものであるが、現政権から「国民の資産」として返還を要求されている。

5.

王女に接触するチャールズ・リットン卿(デヴィッド・ニーヴン)。クルーゾーの妻と組んで、「ピンクパンサー」を盗もうとしている。

6.ドタバタ

クルーゾーの妻。なかなかの食わせ物。クルーゾーとの結婚生活とリットン卿との関係の二重生活。それをゴマかすためのドタバタ劇が展開される。

7.大ボケ

やたらドジるクルーゾー。何かにつまずいたり、物を落としたり。ワザとらしいほどトチる。そんな彼がリットン卿の正体に気付く。

8.パーティー

華やかな仮装パーティー。「ピンクパンサー」を狙うリットン卿と彼の甥ジョージ(ロバート・ワグナー)。犯行を警戒するクルーゾーと保険会社のタッカー(コリン・ゴードン)。ダイヤは誰の手に渡るのか?

Trailer (YouTube)

(コメント)

記念すべき一作目。おしゃれな感じのコメディ。結婚生活10年のクルーゾー。しかし、妻は元々リットン卿の女。クルーゾーは本当は実に悲しい男なんです(ドジだし、妻には利用されているだけだし)。怪盗「ファントム」ってどんな奴かと思ったら、結構なオジサン(よく今まで逮捕されなかったなと思うほど)。オススメなのはホテルの部屋でのドタバタ、仮装パーティーでの混乱、カーチェイス。クルーゾーがドジるシーンはちょっとワザとらしい感じ(チャップリンが短編でやたらコケたりしますが、そういう感じの「笑い」です)。アニメ、音楽、歌のシーン、ピーター・セラーズの個人芸、が見せ場の映画。このシリーズが好きな人、まだ観たことない人にオススメの作品です。 

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