2021年2月22日月曜日

懐かし映画劇場:クリント・イーストウッド『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」アメリカ海兵隊の軍曹が「落ちこぼれ部隊」を鍛え直すアクション映画。ナマイキな若い海兵隊、偉そうな上官、懐かしの戦友、別れた妻、戦闘。

(Heartbreak Ridge:1986年)

1.軍曹

アメリカ海兵隊の軍曹、トム・ハイウェー(クリント・イーストウッド)。朝鮮戦争で名誉勲章を与えられた過去。しかし、素行不良。留置所でもケンカ。裁判で罰金刑をくらう。

2.出会い

新しい職場に向かうハイウェー。その道中、お調子者のミュージシャン(マリオ・ヴァン・ピーブルズ)と食堂でメシを食う。

3.再会

戦友と再会したハイウェー。キツいジョークで笑い合う。

4.上官

偉そうな上官、パワーズ少佐。実戦経験が無いのがコンプレックス。ハイウェーに大きな顔をさせたくない様子。

5.

ハイウェーのかつての上官の未亡人が経営する店で「ハートブレイク・リッジ」の思い出を語り合う。

6.元妻

別れた妻アギー(マーシャ・メイソン)と再会。ハイウェーとの結婚生活が相当ツラかったらしく、ハイウェーを感情的に罵倒する。

7.偵察小隊

ウワサの「落ちこぼれ偵察小隊」。きわめて態度悪し。あのミュージシャンも隊員。彼らの教官になったハイウェーはスパルタ教育を実施(ナマイキ男のサングラスを踏み潰し、シャツを脱がせてランニングさせる。このシーンが一番面白いかもしれない)。

8.訓練

偵察小隊をしごくハイウェー。彼らに「AK47の発射音」を体で覚えさせる(「AK47」はソ連が使う銃)。

9.演習

ことごとく衝突するハイウェーとパワーズ。ついに演習で一騎打ち(そして、若い隊員たちはハイウェーの経験と強さを尊敬するようになっていく)。

10.任務

グレナダでアメリカの民間人を救出する任務。実戦ではあるが、ハイウェーの部隊は「偵察」のみ。彼らは任務を全うできるのか?

Trailer (YouTube)

コメント

「トム・ハイウェー」というキャラを楽しむ映画。凄腕の軍人。それを知らない(バカな)連中がハイウェーをコケにする。留置所でも挑発的な奴をぶちのめし、若い兵隊のサングラスを踏みつぶす。上司も演習でぶっ飛ばす。しかし、女性には弱い。なんとか元妻のアギーと仲直りしたい。しかし、背中にビールをぶつけられたりする(かわいそう)。気晴らしは未亡人が経営する店。過去の思い出を語り合う場所。周りとはソリが合わないハイウェーは「自分のことを理解できる人」でないとダメみたい。「ハイウェー」という男、周囲の人たち、戦場でのシーンが見せ場の映画。若い兵隊にシャツを脱がせてランニングさせるシーンが面白い(脱がせるのは、隊員がみんな違うシャツを着ているから、とか、自分のと違うシャツだから、というこじつけな理由)。「たくましい人」が「だらしない部下」をしつける。そういう映画が観たい方にオススメです。

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