2021年1月30日土曜日

懐かし映画劇場:ブルース・リ "Bruce's Fist of Vengeance" (1980)

カンフースター、ブルース・リ出演の映画。カンフー使いの男が「ブルース・リーが残したカンフーの指南書」で修行して邪悪な敵と戦う。刀で素手のリを襲う「Ken Watanabe」。「リーの過去作」を意識した戦いのシーンに注目の内容です。

(ストーリー)

ブルース・リーが残した格闘技書を持つ男ジャック(ジャック・リー)。カンフー道場の師範をしている友人ピーター(ブルース・リ)の格闘技大会に出場するため本を持って香港へ。大会でミゲル(ロマノ・クリストフ)という西洋人に敗北したピーターはその本を読んで修行し直す。その本を入手したいミゲルは荒っぽい連中を送り込んだり、ピーターの彼女ミリアム(カーラ・レイノルズ)を誘拐して本との交換を要求したり・・・。

Bruce's Fist of Vengeance (1980)「見所ポイント紹介」「懐かし映画劇場:映画ブログ」。

(キャスト)

Bruce Le(ピーター)

Romano Kristoff(ミゲル)

Jack Lee(ジャック)

Carla Reynolds(ミリアム)

Ken Watanabe(サムライ)

(コメント)

日本語字幕が無いものを鑑賞(言葉がわからないため、英文で書かれた情報を元にこの記事を書いています)。ブルース・リーが残した格闘技書をめぐって格闘家が争う映画。「ブルース・リーのソックリさん俳優」のブルース・リが『ドラゴン怒りの鉄拳』などを意識した戦いを見せる、いわゆる「Bruceploitation映画」(リーのモノマネをする映画)。ミゲルという悪役は結構ヒドいことをする(目的のためなら手段を選ばないタイプ)。ジャックやミリアムをさらったり、など。ミゲルの手下役で「Ken Watanabe」が登場。あの『ラスト サムライ』(2003年)の? いいえ、別人だと思います。アップで顔が映ったとき、「誰やねん、コレ?」って思ったぐらいですから。「ブルース・リ」という男は本当にブルース・リーが好きなんでしょうね。ミゲルの手下と戦うシーンは『ドラゴンへの道』『ドラゴン怒りの鉄拳』『燃えよドラゴン』っぽいし、ミゲルとのラストバトルでは『ドラゴン危機一発』のような場所で『死亡遊戯』みたいにヌンチャクで戦う。「ブルース・リーの本」を読めば、かつて自分を負かした男も倒すことができる、というファンタジー(ジャッキー・チェンの『カンニングモンキー天中拳』もそんな感じだった)。リがリーのマネしながら戦うシーン、ちょいちょい挿入されるリーの顔写真、マヌケな格好で拘束されるジャック、「世界のKen Watanabe」とリの対決、女同士のカンフー対決(短いけど)、に注目の映画。知らない人ばかりが出てくる作品ですが格闘シーンが多いので面白い。いつか日本語字幕つきDVDで観たいものです。

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