カンフー道場の道場主を演じたり、マージャンするシーンに出てくるフォン・ギンマン。『ポリス・ストーリー/香港国際警察』の悪ボス役で有名なチュウ・ヤン。記憶に残る香港映画スターを紹介するコーナー。主な出演作と印象的なシーン。
フォン・ギンマン「いつも怒ってるオッチャン」
①『スネーキーモンキー 蛇拳』(Snake In The Eagle's Shadow:1978年)
道場主の役。簡福(ジャッキー・チェン)が所属するカンフー道場の隣にある道場。そこの道場主。おべっかを使って知事の息子を自分の道場に入門させようとする。ハプニングにアタフタするシーンが妙におかしい。
②『ドランクモンキー 酔拳』(Drunken Master:1978年)
道場主の役。同じくカンフー道場を経営する黄麒英とはライバル。息子を麒英の息子、黄飛鴻(ジャッキー・チェン)にボロボロにされ、道場に怒鳴り込む。ついには「麒英の殺害」を殺し屋の鉄心(ウォン・チェンリー)に依頼。
③『プロジェクトA』(Project A:1983年)
泥棒のフェイ(サモ・ハン・キンポー)とマージャンするオッチャンの役。
④『五福星』(Winners and Sinners:1983年)
夜釣りするオッチャンの役。デートするポット(サモ・ハン・キンポー)とメイヤー(チェリー・チェン)。二人の会話がうるさいから魚が逃げてしまった、と文句を言う役。
⑤『新ポリス・ストーリーPom Pom』(Pom Pom:1984年)
香港警察の刑事(リチャード・ン)とマージャンするオッチャンの役。
⑥『ファースト・ミッション』(Heart Of Dragon:1985年)
故買屋。チンピラ(タイ・ポー)から盗品の宝石を買い取るフリをして、宝石強盗グループにチンピラを襲わせる役。悪そうな笑顔を見せるシーンが印象的
(感想)
怒ってる役、マージャンする役などチョイ役なんですが、存在感があるオジサン。『蛇拳』と『酔拳』での道場主キャラが面白い。意地が悪いけど、失敗する役。隣の道場から生徒を奪うけど結局取り返されたり(『蛇拳』)、ライバルの始末を殺し屋に依頼したり(『酔拳』)。悪い奴だけど「ドジるオッチャン」なので、あんまり悪人のように見えないキャラ。「引くほど悪い奴」を演じている作品もあります。
チュウ・ヤン「悪ボスだったり、オヤジだったり」
①『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(Police Story:1985年)
麻薬組織のボス「チュウ」の役。40代後半。配下には殺し屋。香港警察の刑事チェン・カクー(ジャッキー・チェン)に裁判で追い詰められる。
②『ポリス・ストーリー2 九龍の眼』(Police Story 2:1988年)
前作に続いて登場。「3ヶ月の命」ということで出所。再びチェンと対決か?
③『ツイン・ドラゴン』(Twin Dragons:1992年)
ピアニストのマー(ジャッキー・チェン)の伯父。マーの両親と良い関係をつくるために、娘のサリー(ニナ・リー)をマーの世話係にしようとする。
④『デッドヒート』(Thunderbolt:1995年)
自動車修理工ジャッキー(ジャッキー・チェン)の父。息子と一緒に警察の交通取り締まりに協力。「レーサーで殺人犯で犯罪組織のボス」であるクーガーに自宅を襲撃されてしまう。
(感想)
『ポリス・ストーリー』シリーズの悪役。メイ(マギー・チャン)を蹴飛ばしたりする、とんでもない奴。チェンにドカドカ殴られるシーンは映画史に残る、「ザマー」なシーン。『ツイン・ドラゴン』ではジャッキーの伯父、『デッドヒート』では父を演じた。悪役と身内。どっちのキャラがふさわしいのだろう?
「懐かし映画劇場:映画ブログ」
『ポリス・ストーリー 香港国際警察』
--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
0 件のコメント:
コメントを投稿