『男たちの挽歌』でもおなじみのレスリー・チャン。『シティーハンター』でジャッキー・チェンと共演した美人女優のジョイ・ウォン。記憶に残る香港映画スターを紹介するコーナー。主な出演作と印象的なシーンを振り返る。
レスリー・チャン「永遠の青年」
①『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』(A Chinese Ghost Story:1987年)
旅の集金人「ツォイサン」の役。荒れ果てた蘭若寺に泊まったことがきっかけで、女幽霊シウシン(ジョイ・ウォン)と出会う。シウシンを守るため、道士イン(ウー・マ)と一緒に妖怪に立ち向かう。
②『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2』(A Chinese Ghost Story II The Story continues…:1990年)
「ツォイサン」の役。シウシンにソックリなチンフォン(ジョイ・ウォン)と出会う。無実の罪で捕らえられた父を救出しようとしているチンフォンに協力して、最後は巨大な怪物と対決。
③『男たちの挽歌』(A Better Tomorrow:1986年)
黒社会のホー(ティ・ロン)の弟「キット」の役。兄が何をやっているのか知らないカタギの青年。兄のせいで父(ティエン・ファン)が襲われ、強く恨むようになる。
④『男たちの挽歌II』(A Better Tomorrow II:1987)
刑事になったキット。犯罪組織の大物(ディーン・セキ)の組織に潜入するため、ロンの娘(レジーナ・ケント)に接近。最後は、殺し屋と撃ち合い。雨の中、妻のジャッキー(エミリー・チュウ)と電話で会話するシーンが悲しい。
(感想)
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』は切ないラブロマンスにホラー、コメディをミックスした傑作。「ツォイサン」は幽霊騒ぎに巻き込まれてアタフタする役どころ。化け物を倒す技を持っていないため、ビビったり、逃げ回ったり。つまり私たち一般人を象徴する役。そんな(ちょっと)カッコ悪い役をユーモラスに演じてくれました。『男たちの挽歌』では「悩む刑事」の役。兄が犯罪者であるため出世できない。最後は危険な戦いに向かっていき、観客の涙を誘う。
ジョイ・ウォン「日本人好み(?)の美女」
①『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』(A Chinese Ghost Story:1987年)
女幽霊「シウシン」の役。遺骨を支配されているため、千年樹の妖怪ロウロウにムチ打たれ、利用される。旅の集金人ツォイサン(レスリー・チャン)を愛したことで運命が変わる。
②『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2』(A Chinese Ghost Story II The Story continues…:1990年)
「チンフォン」の役。妹ユッチー(ミッシェル・リー)と共に、無実の罪で捕らえられた父を救出しようとしている。誤解からツォイサン(レスリー・チャン)と行動を共にする。
③『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3』(A Chinese Ghost Story III:1991年)
女幽霊「シュチェ」の役。千年樹の妖怪ロウロウに利用される悲しい女。旅の老僧の弟子フォン(トニー・レオン)を愛して、最後は黒山妖怪と戦う。
④『シティーハンター』(City Hunter:1993年)
冴羽獠(ジャッキー・チェン)の助手「槇村香」の役。豪華客船でテロリストと対決。コミカルな表情で笑いを取る、ユーモラスな役。
(感想)
女幽霊「シウシン」「シュチェ」は妖怪に利用される悲しい役どころ。美しさと薄幸さをセットにしたキャラ。作品自体は見所が多いのですが、ジョイ・ウォンの出演シーンには少し悲しさを感じる。『シティーハンター』はコミカルな内容。笑いを取りに行く映画なので、ジャッキーとジョイ・ウォンが出演しているシーンは楽しいものになっています。個人的には『シティーハンター』での明るい彼女をオススメします。
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』
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