2021年1月14日木曜日

「香港映画俳優」ディーン・セキ「ヘンな役でおなじみ、香港の喜劇王」「懐かし映画劇場:映画ブログ」

「マヌケすぎる役」をやらせたらこの人の右に出る者はいません(いるかも)。ドジな役、セコい役、いじわるな役。サモ・ハンやジャッキーとも共演多数。記憶に残る香港映画スターを紹介するコーナー。主な出演作と印象的なシーンを振り返る。

ディーン・セキ「ヘンな役でおなじみ、香港の喜劇王」「懐かし映画劇場:映画ブログ」。

『Mr.Boo!ギャンブル大将』(Games Gamblers Play:1974年)

カジノのディーラー役。チップをちょろまかすが、客のギッ(サミュエル・ホイ)に取り上げられる。

『Mr.Boo! 天才とおバカ』(The Last Message:1975年)

ホテルのフロント係。セコい役。

『カンニング・モンキー/天中拳』(Half A Loaf Of Kung-Fu! :1978年)

やたら屁をするヘンな奴。その正体は達人の一番弟子。へなちょこなコウ(ジャッキー・チェン)に「ツッパリハイスクール」「一本でもニンジン」「友達の輪」拳など妙な技を教える。最後は盗賊集団と戦う。

『スネーキーモンキー 蛇拳』(Snake In The Eagle's Shadow:1978年)

カンフー道場のマヌケな師範代の役。雑用係「簡福(ジャッキー・チェン)」にイヤガラセをしたり、カンフーの実験台にしたり。そのくせ、「師範代」にしてはカンフーの実力は「お粗末」。最後はライバル道場の達人にぶっ飛ばされる、情けない役。『ドランクモンキー 酔拳』でも同じような役。

『ジャッキー・チェンの必殺鉄指拳』(Master With Crack Fingers:1978年)

とってもマヌケな「麻雀大将」とかいうキャラ。リュウ(ジャッキー・チェン)が働く食堂にショバ代を要求。リュウの師匠「宿無し大将(ユエン・シャオティエン)」と対決(珍シーン連発の場面)。

『クレージーモンキー 笑拳』(The Fearless Hyena:1979年)

ケチな棺桶屋の役。仕事を探すシンロン(ジャッキー・チェン)を面接。短いが、面白いシーン。『ジャッキー・チェンの醒拳』でも似たような役どころ。

『燃えよデブゴン 豚だカップル拳』(Odd Couple:1979 年)

超マヌケな「フウ・ライボウ」とかいう奴。何をやっている奴なのかはわからないが、強い二人の用心棒を味方に付けて、町で大きな顔をしている。つまらん誤解からアヨウ(サモ・ハン)とトラブルに。アヨウにボカボカ打たれるシーンマヌケすぎる動き、に注目。非常に濃いキャラ。

『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』(Dirty Tiger, Crazy Frog:1980年)

盗賊兄弟の兄「パンサー」の役。弟スマイリング・タイガー、親父の白眉和尚(リー・ホイサン)と一緒に町で大きな顔をしている。超マヌケなキャラで、デブゴン(サモ・ハン・キンポー)にボコボコ殴られるシーンは爆笑モノ。

『男たちの挽歌II』(A Better Tomorrow II:1987)

犯罪組織の大物「ロン」の役。部下に裏切られて、ニューヨークへ逃亡。「四海レストラン」店長のケン(チョウ・ユンファ)に助けられ、逆襲のため香港へ。

(感想)

一番有名なのが『スネーキーモンキー 蛇拳』『ドランクモンキー 酔拳』での「マヌケな師範代」の役ですかね。へなちょこのクセに後輩たちに偉そうな奴。『クレージーモンキー 笑拳』でのドケチな役も面白かった。でも一番スゴイかったのは『燃えよデブゴン 豚だカップル拳』で演じた「フウ・ライボウ」というキャラ。動き、表情、やられ方がマヌケすぎる。ボカボカやられちゃって、ホントに情けない役どころ。『燃えよデブゴン カエル拳対カニ拳』でもボカボカやられる。ところが『男たちの挽歌II』ではシリアスな役。殺されそうになってパニックになるシーンはちょっとオーバーな気もしますが、引くほどの演技。この人、横顔が何となくジャッキーに似ているような感じ。共演すると顔が似てくるんですかね?

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(予告編:YouTube)

『ジャッキー・チェンの醒拳』

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