リーの死後に量産された「リーのソックリさん映画("Bruceploitation")」。ほとんどが日本未公開作品。一番リーに似ているホー・チョンドー、ちっとも似てないブルース・リ。ついでにブルース・リャンと倉田保昭も紹介。香港映画スター紹介コーナー。
ホー・チョンドー「リーを尊敬するマジメな人」
『ブルース・リー物語』(Bruce Lee True Story:1976年)
ブルース・リーの役。格闘シーンが多い映画。日本人空手家モドヤキ、チャイナタウンの顔役、ムエタイの選手、リーを倒して名をあげたいチャンという男(チウ・チーリン)、『燃えよドラゴン』の撮影中にいきなり現れた挑戦者、などと戦う。「謎のマシン」で体を鍛えるシーンも有名。
(感想)
「ブルース・リィ」の名もある人。『新・死亡遊戯/7人のカンフー』では奇妙な敵と連続して戦うシーンが見せ場だった。ブルース・リーを尊敬しているらしく、リーの評判を落とすような仕事はしたくないんだとか。『ブルース・リー物語』はカンフーシーンが多いのでオススメ。日本未公開作品もたくさん(全部でどれだけあるんだろう?)。『Gメン'75』にも出てます。
ドラゴン・リー、ブルース・リ、ブルース・ライ「ソックリさん集合」
『クローン人間ブルース・リー 怒りのスリー・ドラゴン』(THE CLONES OF BLUCE LEE:1977年)
犯罪者と戦うために造られたブルース・リーのクローンたち。横顔がリーに似てる1号(ドラゴン・リー)はムキムキの体で蟷螂拳を使う。リーというより間寛平な2号(ブルース・リ)は猿拳を使う、アメマ男。下を向いたときの表情と体型がリーに似てる3号(ブルース・ライ)はヘンな髪型。「1号」は金(ゴールド)の密売をやっている映画プロデューサーのチャイを消す任務。「2号」と「3号」はタイのバンコクで麻薬で儲けている科学者、ナイ博士を消す任務。戦うシーン、珍演出が楽しめる作品。
(感想)
ちょっぴりリーに似ている人たち。ドラゴン・リー、ブルース・リは日本未公開作品もたくさん(ライはよく知らない)。ドラゴン・リーには『ドラゴン怒りの鉄拳』っぽい作品、ブルース・リには『死亡遊戯』っぽい作品もあります。リーのモノマネでファンを楽しませた人たちです。
ブルース・リャン「名前がリーに似ている」
①『帰って来たドラゴン』(Call Me Doragon:1974年)
謎の男「ドラゴン」の役。「悪者を懲らしめ弱い者を助ける」という信念のため、いつも命を狙われている。最後は、チベットの秘宝を持つジャガー(倉田保昭)と一騎打ち。キックで戦うシーンが印象的。
②『カンフーハッスル』(Kung Fu Hustle:2004年)
カンフーの達人「火雲邪神」の役。強敵を求めて戦う男。豚小屋砦の大家夫婦(ユン・ワー)と対決。最後は、パワーアップしたシン(チャウ・シンチー)と一騎打ち。CGを使ったカンフーシーンが見せ場。
(感想)
日本では『Gメン'75』で有名。『カンフーハッスル』では髪が薄いけどメチャ強い男の役。あんまりカッコいいタイプの人ではないけど、「悪者を懲らしめ弱い者を助ける」役がよく似合う。
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倉田保昭「和製ブルース・リー」
①『帰って来たドラゴン』(Call Me Doragon:1974年)
チベットの秘宝を持つ「ジャガー」の役。関係がよくわからないが、金沙村(密輸が盛んな無法地帯)を仕切るイン首領とつながりがある悪党。「悪者を懲らしめ弱い者を助ける」ドラゴン(ブルース・リャン)と対決。電動スクーターに追いかけられたり、虫メガネで服を焼かれる、珍シーンも。
②『七福星』(Twinkle Twinkle Lucky Stars:1985年)
麻薬組織の殺し屋三人組(倉田保昭、チュン・ファット、リチャード・ノートン)。組織の秘密を知る者を消すため、ビルのトイレからターゲットを狙撃しようとする。
(感想)
日本より香港の方が人気があるかも。リーとも会ったことがある人(有名な写真がありますね)。『Gメン'75』ではカンフーを使う刑事の役(刑事って犯罪者にカンフーを使ってもいいんですか? 悪い奴にだったらいいです)。
(予告編:YouTube)
『燃えよドラゴン』
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