「アジアの鷹」ジャッキー(ジャッキー・チェン)がヨーロッパで邪教集団と戦う映画。アラン・タム(譚 詠麟、Alan Tam)の歌が流れるシーンを紹介。「Losers」時代、コンサートとローラ襲撃、ローラ救出に向かう道中、ラストの熱気球。
①「Losers」の「LOVE」
かつてバンドを組んでいたジャッキー(ジャッキー・チェン)、アラン(アラン・タム)、ローラ(ロザムンド・クワン)。アランはボーカル。ジャッキーとローラはバックコーラスで「らんららんららら、らんららんららら」って感じでアランを盛り上げる役目。
(歌詞)
Riches are not my wishes
I'll give the vow of my life
L-O-V-E Love La...
(コメント)
1970年代に“アジアのビートルズ”と呼ばれた人気バンドのウィナーズ(The Wynners)。アラン・タムはそのメンバーとして人気があった。『サンダーアーム/龍兄虎弟』ではその「The Wynners」を「Losers」に変えてセルフパロディ。誰のアイデアかはわかりませんが、面白いシャレ。
②アラン・タム「Midnight Rider」
ローラをめぐるジャッキーとアランの不和により「Losers」は解散。ジャッキーは「アジアの鷹」と呼ばれる冒険家、アランはソロ歌手、ローラはファッション関係に仕事に。アランがコンサートで「Midnight Rider」を熱唱しているとき、ローラは黒ずくめの武装集団に拉致されてしまう。
(歌詞)
Don't try to hide
You can't escape the fate he brings to you
Midnight rider, midnight rider
(コメント)
ローラが誘拐される衝撃的なシーン。「Losers」時代と比べてすっかりカッコよくなったアラン。大スターの風格。ローラはファッションショーで襲われる。マシンガンを乱射する武装集団。その模様を撮影しようとした男にも容赦無く銃撃。衝撃的なシーンだった。
③アラン・タム&ジャッキー・チェン「朋友」
誘拐されたローラの救出に向かうジャッキーとアラン。伯爵の娘メイ(ローラ・フォルネル)も同行。車で現地に向かう道中で流れる「朋友」。中国語の歌。
(コメント)
女をめぐって決裂したジャッキーとアランがローラを助けるために力を合わせる。ケンカしてもやっぱり「友達」という非常に美しいシーン。警察に車を止められたり、立ち○ョンがズボンにかかったり、居眠り運転したりといったギャグ(?)を入れながらローラ救出に向かう。
④アラン・タム「暴風女神Lorelei」
敵との戦いが終わり、崩れていく洞窟から脱出するため熱気球に向かってダイブするジャッキー。そしてエンディング。曲とともに、撮影風景、痛ましい事故の様子、コケるシーンなどのNG集が流れる。
(歌詞)
狂風 猛風 怒似狂龍
巨浪亂撞亂動
雷電用疾勁暴力劃破這世界
震裂天空
狂奔雨中 視野矇矓
(コメント)
中国語の歌。漢字がかなり難しそう。エンディングNG集は「ジャッキー映画」ではおなじみ。しかし、この作品でジャッキーは命を落としかねない重傷。その様子をNG集に入れるのはスゴイ。アランや敵キャラがコケるシーンもあって、怖さと面白さを感じるエンディング。命懸けで作品を完成させたジャッキー。歌で盛り上げたアラン。この映画は二人による「不朽の名作」です。
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