なぜだかわかりませんが「黒社会」を舞台にした作品が目立つ人。「香港ノワール」なんて言葉が流行ったような気が(気のせい?)。銃を使うアクションが特徴。記憶に残る香港映画スターを紹介するコーナー。主な出演作と印象的なシーンを振り返る。
①『男たちの挽歌』(A Better Tomorrow:1986年)
黒社会の「マーク」の役。ホー(ティ・ロン)と組んでアメリカドルのニセ札の取引をやっている。殺しを請け負うが、激しい銃撃戦で足を撃たれてしまう。
②『男たちの挽歌II』(A Better Tomorrow II:1987)
ニューヨークにある「四海レストラン」店長ケンの役。ニューヨークに逃亡中の犯罪組織の大物ロン(ディーン・セキ)をかくまう。最後は、ロンと一緒に香港へ行き、ロンを陥れた男たちと対決。
③『男たちの挽歌III アゲイン 明日への誓い』(A Better Tomorrow III:1989年)
一作目の「マーク」のベトナム時代のエピソード。いとこのマン(レオン・カーフェイ)とマンの父(シー・キエン:『燃えよドラゴン』)を混乱のベトナムから脱出させようとする。ベトナムで知り合ったチャウ(アニタ・ムイ)と愛し合い、チャウの昔の恋人ホー(時任三郎)と戦う。
④『狼 男たちの挽歌・最終章』(The Killer:1989年)
殺し屋「ジョン」の役。暗殺の依頼の遂行中、クラブ歌手のジェニー(サリー・イップ)に重傷を負わせてしまう。最後は、暗殺の依頼人に逆襲。
⑤『チョウ・ユンファの黒社会』(Triads: The Inside Story:1989)
アメリカで暮らす「マンホー」の役。父は黒社会の大物クワン(ティエン・ファン)。父が殺害されたため、組織の幹部から跡を継ぐことを求められてしまう。次々に起こる組関係のトラブルに頭を悩ます役どころ。
⑥『NYPD15分署』(The Corruptor:1999年)
チャイナタウンを担当する「チェン警部補」の役。チャイニーズマフィア「トン」と新興ギャング「福建ドラゴン」が抗争中のニューヨーク、チャイナタウン。チェン警部補のアジア犯罪取締班に白人の新人ウォレス巡査(マーク・ウォールバーグ)が加入。そのことにより、チャイナタウンの微妙なパワーバランスが崩れていく。
(感想)
いろいろ出演されていると思うんですが、私が観たのは「犯罪モノ」ばかり。一番有名なのは『男たちの挽歌』ですかね? 個人的には『狼 男たちの挽歌・最終章』がオススメ。サリー・イップを見守る男の役。「殺し屋」は所詮使い捨ての存在。邪魔になれば、依頼人から逆に狙われます。「まるむし商店」の東村みたいな顔のダニー・リーと組んで、依頼人の襲撃に対抗するシーンが見せ場。チョウ・ユンファはジャッキーとは違ってカンフーはしません。でもスターになれた。なぜ彼がスターになれたのか? 「黒社会」に対する世間の関心が高かったからなのだろうか?
『男たちの挽歌』
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