ジャッキー映画でよく見かける人。ドジだったり、態度が悪いチンピラだったり、スパゲティで乱闘したり。カッコいい人じゃないけど、ひょうきんなところも。記憶に残る香港映画スターを紹介するコーナー。主な出演作と印象的なシーンを振り返る。
①『燃えよドラゴン』(Enter the Dragon:1973年)
独裁者ハン(シー・キエン)の手下。リー(ブルース・リー)の妹(アンジェラ・マオ)が死に追い込まれるシーンに登場。
②『ドラゴンロード』(Dragon Lord:1982年)
ドラゴン(ジャッキー・チェン)の友人。一緒にスポーツしたり、遊んだり。
③『五福星』(Winners and Sinners:1983年)
マフィアのボス(ジェームズ・ティエン)の娘の婚約者。ニセ札の取引でトチって、しばかれる役。
④『プロジェクトA』(Project A:1983年)
水上警察の隊員。酒場で水上警察と陸上警察が乱闘するキッカケを作った男。陸上警察隊長のジャガー(ユン・ピョウ)にしごかれるシーンも見せ場。
⑤『ファースト・ミッション』(Heart Of Dragon:1985年)
町でフラフラしているチンピラの役。宝石窃盗団が無くした「ブツ」を運良く(?)手に入れて換金しようとするが・・・。
⑥『プロジェクトA2 史上最大の標的』(Project A II:1987年)
前作に続いて登場。サイワン地区の新署長になったドラゴン(ジャッキー・チェン)と共にサイワンに赴任。暗黒街のボス、タイガーの逮捕に取り組む。
⑦『サイクロンZ』(Dragons Forever:1988年)
船上レストランのウエイターの役。殺し屋を手引きして、食事しようとする弁護士のジャッキー(ジャッキー・チェン)を窮地に追い込む。
⑧『痩せ虎とデブゴン』(Skinny Tiger and Fatty Dragon:1990年)
麻薬の売人「ジョニー」の役。香港警察の「ハゲ虎(カール・マッカ)」に脅され、麻薬取引の情報をもらしてしまう。組織の大ボス、ウイング(ラウ・カーウィン)にそのことがバレて・・・。
⑨『酔拳2』(Drunken Master II:1994年)
フェイフォン(ジャッキー・チェン)がひったくりと戦うシーンに野次馬役で登場。
(感想)
個人的には『ファースト・ミッション』でのチンピラの役、『プロジェクトA』での水上警察の隊員役が印象的。『ファースト・ミッション』では「へらず口」を叩く。刑事ジャッキーにもイヤミ。デカい態度。宝石窃盗団の殺し屋に襲撃されるシーンは「恐怖」であると同時に「ザマー」という気分にも。『プロジェクトA』で「それ、ぴーぴーぴー」と陸上警察をおちょくるシーンが好き。陸上警察隊長のジャガーから罰せられるシーンも面白かった。『五福星』ではドジを踏む役。楽しいドジっぷり(でも奪われたカバンが清掃会社の車に入っているのによく気付いたな。ドジだけど、結構鋭い男)。小さい役のときは「情けない役」だったり「特別出演」だったり。主役になるようなタイプの人じゃないけど、この人が出てくると「香港映画を観てる」という気分にさせてくれます。
『プロジェクトA』
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