脇役でも存在感アリの人。『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』など主役級で出演することも。ジャッキーやリチャード・ンとの共演が印象的。記憶に残る香港映画スターを紹介するコーナー。主な出演作と印象的なシーンを振り返る。
①『カンニング・モンキー/天中拳』(Half A Loaf Of Kung-Fu! :1978年)
立ちションをするコウ(ジャッキー・チェン)をジトッと見る男。短いが、ウー・マらしい表情が見られるシーン。
②『五福星』(Winners and Sinners:1983年)
郵便配達のオッチャンの役。すっぱだかのチンケ(リチャード・ン)を軽蔑するかのように眺めるシーンが面白い。
③『新ポリス・ストーリーPom Pom』(Pom Pom:1984年)
塗装工の役。警察署の改装工事で作業。チョイ役だけどセリフもある役。
④『七福星』(Twinkle Twinkle Lucky Stars:1985年)
黒魔術師の役。いやらしい男クレイジー(リチャード・ン)の頼みで黒魔術を伝授。
⑤『ファースト・ミッション』(Heart Of Dragon:1985年)
食堂の店主の役。就職活動をするデブゴン(サモ・ハン・キンポー)を冷やかす、ヒドい男。
⑥『霊幻道士3 キョンシーの七不思議』(Mr.Vampire III:1987年)
師匠(ラム・チェンイン)の誕生祝いの出席者。チョイ役。
⑦『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』(A Chinese Ghost Story:1987年)
道士「イン」の役。蘭若寺に現れる女幽霊シウシン(ジョイ・ウォン)を追う。旅の集金人ツォイサン(レスリー・チャン)と一緒に千年樹の妖怪ロウロウ、黒山妖怪と対決。ウー・マにしては珍しくカッコいい役どころ。
⑧『霊幻道士完結篇 最後の霊戦』(Mr.Vampire Saga IV:1988年)
和尚の役。隣家の道士(アンソニー・チェン)、弟子のチンチン(ロレッタ・リー)らと一緒に皇族キョンシーと戦う。主役級の出演。
⑨『奇蹟 ミラクル』(Canton God Father:1989年)
ギャングの幹部。新しくボスになってしまったゴク(ジャッキー・チェン)をサポート。
⑩『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2』(A Chinese Ghost StoryII The Story continues…:1990年)
前作に続いて道士「イン」の役。道士ヤッイップ(ジャッキー・チュン)に協力して、「フードウジーホン大師」に姿を変えた巨大な怪物と対決。
(感想)
個性的な脇役。笑わせる役どころ。しかし『ファースト・ミッション』ではヒドい役(障害者を笑いモノにする男。意外と世間ってそういうものなのかも)。『霊幻道士』シリーズにはちょいちょい顔を出していましたが、『霊幻道士完結篇 最後の霊戦』では皇族キョンシーと戦う重要な役。かわいいロレッタ・リーと共演しているシーンが特にオススメ。『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』シリーズではパート1と2で頼もしい「道士」役(3には出てません)。術を使うシーンに注目。個人的に一番好きなのが『奇蹟 ミラクル』での役。ギャングの新しいボスをサポートする役どころ。右も左もわからないゴクをフォローするシーンがユーモラス。この人が登場すると「笑わせてくれるんだろう」という期待感が出てきます。「意地の悪い役」以外なら楽しめます。
(予告編:YouTube)
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』
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