「大物」を演じるジョン・ローン、『ラッシュアワー』で「中国総領事」を演じたツィ・マー、『酔拳2』での渋い演技でおなじみティ・ロン。記憶に残る香港映画スターを紹介するコーナー。主な出演作と印象的なシーンを振り返る。
ジョン・ローン「スゴイ貫禄」
①『ラッシュアワー2』(Rush Hour 2:2001年)
トライアッドのボス「リッキー・タン」の役。手下の女殺し屋フー・リ(チャン・ツィイー)に銃撃されて、海に消える。
②『ローグ アサシン』(War : Rogue Assassin:2007年)
トライアッドのボス「チャン」の役。日本人犯罪組織とトラブル。謎の殺し屋「ショウ(ジェット・リー)」と組んで日本人に対抗するが・・・。
(感想)
『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』『ラストエンペラー』であまりにも有名な人。日本では酒のCMにも出てました。『ラッシュアワー2』『ローグ アサシン』ではいずれも「トライアッドのボス」の役。ホントにそうなんじゃない? と思うほどピッタリの雰囲気。悪役を演じるときでもカッコいい人です。
ツィ・マー「アメリカでも有名?」
①『ラピッド・ファイアー』(Rapid Fire:1992年)
ブランドン・リーのアクション作に麻薬王タウの役で登場。アメリカギャングと取引し、棒術の達人でもある怖い男。最後は線路でジェイク(ブランドン・リー)と一騎打ち。
②『ラッシュアワー』(Rush Hour:1998年)
中国総領事「ハン」の役。娘スーヤンが香港の悪党サンに誘拐され、香港警察のリー警部補(ジャッキー・チェン)をアメリカへ呼ぶ。
③『ラッシュアワー3』(Rush Hour 3:2007年)
中国大使の役。国際刑事法廷で中国人犯罪組織「トライアッド」に関する重要な発表をしようとするところを狙撃され、重傷。娘のスーヤンも事件に巻き込まれてしまう。
(感想)
『ラッシュアワー』がいいと思う。大物の役ですが、誘拐されたり、狙撃されたり。リーのミスに失望した表情を見せるシーンが印象に残る。
ティ・ロン「悩む男を演じる」
①『男たちの挽歌』(A Better Tomorrow:1986年)
黒社会の「ホー」の役。マーク(チョウ・ユンファ)と組んでアメリカドルのニセ札の取引をやっている。台北で取引相手とトラブルになり逮捕されたことで全てが転落していってしまう。
②『男たちの挽歌II』(A Better Tomorrow II:1987)
前作の続き。囚人のホー。犯罪組織の大物ロン(ディーン・セキ)の逮捕に警察から協力を求められ、組織に潜入。ホーの弟で刑事のキット(レスリー・チャン)もロンの組織に潜入。
③『酔拳2』(Drunken Master II:1994年)
漢方医「ケイイン」の役。フェイフォン(ジャッキー・チェン)の父。フェイフォンがいろいろやらかすため苦労が絶えない。
(感想)
『男たちの挽歌』では家族との関係で悩む男。『酔拳2』では息子に悩まされる役。あんまり悪役は似合わないような気がする。人格者の役がピッタリだと思う。
『ラッシュアワー』
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