2020年12月30日水曜日

懐かし映画劇場:ベン・スティラー『ズーランダー』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」ちょいと間の抜けた男性モデルが洗脳されて要人暗殺に利用されてしまうコメディ映画。変な髪型のデザイナー、デヴィッド・ボウイ、大ボケ系ギャグに注目です。

(Zoolander:2001年)

1.モデル

男性ファッションモデルのデレク・ズーランダー(ベン・スティラー)。得意のキメ顔「ブルー・スティール」という必殺技を持つ男。過去3年連続「ベストモデル賞」受賞。

2.記者

『タイム』誌の記者マチルダ(クリスティン・テイラー)。デレクを取材。

3.受賞式

「ベストモデル賞」の受賞式。デレクは自信がある様子。しかし、今年はヤバイ。最強のライバル、ハンセル(オーウェン・ウィルソン)が台頭。勝つのは?

4.失意

王座陥落に落ち込むデレク。おまけに仲間も失って、故郷に帰ることに。オヤジ(ジョン・ヴォイト)や兄弟ら(ヴィンス・ヴォーンほか)と一緒に炭坑で働こうとするが・・・。

5.カムバック

変な髪型のムガトゥというデザイナー(ウィル・フェレル)。ムガトゥが主催するショーに出ることになったデレク。ムガトゥの秘書カティンカ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)がデレクの補佐をすることに。

6.洗脳

ムガトゥの狙いは、ファッション業界の足を引っ張るマレーシアの新しい首相を暗殺すること。首相暗殺の道具として使うために、天然なデレクを「音楽とムガトゥの映像」で洗脳。

7.特別出演

争うデレクとハンセル。直接対決で決着をつけることに。審判はデヴィッド・ボウイ。先攻のデレクはケ○を振って準備運動。懐かしの「ロボット」「ブレークダンス」で互角の勝負。しかし「ブリーフを脱ぐ技」でついに決着が。

8.警告

「男性モデルと要人暗殺事件の歴史・関係」について「謎の男」から話を聞くデレクとマチルダ。その男によればデレクが所属する事務所の社長モーリー(ジェリー・スティラー)のパソコンに「暗殺計画の証拠」が入っている、とのこと。

9.パソコン

和解したデレクとハンセル。「暗殺計画の証拠」が入っているパソコンを発見。しかしパソコンの使い方がわからない二人(ケータイは使えるのに)。サルみたいにパソコンを叩いたり、キレそうになったり。

10.ステージ

ステージに出るデレク。客席にはマレーシアの首相。音楽によって洗脳状態になってしまったデレクが首相を襲う・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)

へなちょこなモデル、デレク・ズーランダー。得意技は「ブルー・スティール」という「キメ顔」(他にも「キメ顔」があるけど、どれも同じような感じ)。「ベストモデル賞」受賞式でも負けたのに勝ったと勘違いする大ボケぶり。ファッション業界の目下の敵はマレーシアの新しい首相。「最低賃金の引き上げ」「児童就労の禁止」を公約する首相。ファッション業界は「マレーシアの安価な生産コスト」を利用して利益を上げてきたので「最低賃金の引き上げ」などは絶対に許せないのです。そこで誰かを暗殺者に仕立て上げて、マレーシア首相を始末しよう、というワケ。大ボケなデレクが洗脳され、首相を襲う。その結果は? という映画。デレクの大ボケぶり、オーウェン・ウィルソンミラ・ジョヴォヴィッチといった有名スター、デヴィッド・ボウイパリス・ヒルトンのカメオ出演、デレクを洗脳する「ヘンな映像」、など見せ場がいっぱい。DVDには未公開シーンもあります(「落ち込むデレクと道路の雨水」など)。かなりオススメのコメディです。

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