2020年12月31日木曜日

懐かし映画劇場:ベン・スティラー『ドッジボール』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」金持ちトレーニングジムと貧乏ジムがドッジボールで対決するコメディ映画。個性的なチーム(日本チームも登場)に注目の傑作です。

(Dodgeball: A True Underdog Story:2004年)

1.カネ持ち

トレーニングジム「グロボ・ジム」のオーナー、グッドマン(ベン・スティラー)。なかなかのカネ持ち。「グロボ・ジム」はピカピカの最新トレーニングマシン、最高のスタッフを揃え、美容整形もやってます。フランケンシュタインも一夜で美しく変身できる、とか。

2.ビンボー

「グロボ・ジム」の隣にある寂れたジムのオーナー、ピーター(ヴィンス・ヴォーン)。無気力な男。水道と電気を止められ、レンタルビデオも借りっぱなしで延滞。クルマはエンジンがかかりにくいポンコツ。

3.弁護士

銀行から派遣された弁護士ケート(クリスティン・テイラー)。銀行ローン5万ドルの未払い金を払えないとジムが差し押さえになるとピーターに警告。

4.資金調達

ピーターのジムに通う連中は月謝を払えないような者ばかり。モテないオーウェン、メガネの中年ゴードン、黒人のドワイト、チアリーダーの女子に好かれたいジャスティン、海賊かぶれのスティーブ。洗車の商売で資金集めをしようとしても、客はギャルたちがやってる洗車サービスばかりに行ってしまって、ヘンな客しか来ない。

5.ドッジボール

「優勝賞金5万ドルのドッジボール大会」が開催されることに。ピーターたちは名選手オフーリハンが登場する「ドッジボールの解説フィルム(古いモノクロ映像)」でルール研究。

6.予選大会

「女の子チーム」と対戦するピーターたち。意外に強い女子チーム。

7.伝説の男

車椅子に乗って、伝説の男オフーリハン(リップ・トーン)登場。ピーターの(へなちょこ)チームを特訓。投げたレンチをよける特訓「ドスッ!」。道路で走行中の車をよける特訓「ドカン!」。ソフトボール仕込みの投げができるケートがピーターのチーム「アベレージ・ジョー」に加入して戦力に。

8.ラスベガス

決勝トーナメント開催。32チームで優勝を競う。グッドマンのチーム「紫コブラ」は「日本チーム」「ラスベガス警察チーム」と対戦。

9.好調

ピーターの「アベレージ・ジョー」は「ドイツチーム」「木こり軍団」「ラッパーチーム」「クーガーズ」と対戦。

10.トラブル

ピーターたちに次々と問題が。試合どころではない状況に。このまま不戦敗になってしまうのか?

(予告編:YouTube)

(コメント)

キャラクターを楽しむ映画。一応主役は「ピーター」なのですが、イマイチ親しみを持てないキャラ(だらしない男)。ベン・スティラー演じる「グッドマン」が面白い。懐かしのレイヤー・カットで自信過剰な態度。試合でワザと反則をしておきながら審判に逆ギレ。海賊キャラの「スティーブ」を演じるアラン・テュディック(マイケル・ダグラスに似てる)。クリスティン・テイラーは美人さん。マヌケな最期を遂げる「オフーリハン」演じるリップ・トーンは『メン・イン・ブラック』シリーズでおなじみ。他にも多くの「おもしろ」キャラが登場。やたら盛り上がるドッジボール大会。ドッジボール協会会長役でウィリアム・シャトナー、大会審査員役でチャック・ノリスが特別出演。オススメの傑作です。

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