2020年12月16日水曜日

懐かし映画劇場:トム・ハンクス&ジーナ・デイヴィス『プリティ・リーグ』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」全米女子プロ野球が創設され、かつてスター選手だった男が女子チームの監督を務めるドラマ映画。現在と過去、試合のシーンが見せ場の名作。

(A League of Their Own:1992年)

1.現在

懐かしい野球場を訪れるドティ。

2.過去

1943年、アメリカ。女子ソフトボール選手の姉妹ドティ(ジーナ・デイヴィス)とキット(ロリ・ペティ)。

3.スカウト

従軍していくアメリカのプロ野球選手たち。「全米女子プロ野球」が新設されることに。ドティをプロ野球に誘うスカウトマン。牧場を管理しながら夫が戦地から帰るのを待つドティはその誘いを断るが・・・。

4.テスト

シカゴでの入団テスト。ドティ、キット、メイ(マドンナ)、個性的なマーラらが合格。

5.レッスン

ダンスやマナーを習う女子選手たち。「女性らしさ」が求められていた時代。

6.監督

4チーム制で行われる全米女子野球リーグ。ドティが所属する「ピーチズ」の監督はかつての名選手ジミー(トム・ハンクス)。無気力で口汚い酔っぱらいのジミー。いかにもヤル気なさそう。

7.試合

頑張る選手たち。しかし、男の野球に比べると迫力は今ひとつ。

8.子供

子供連れで遠征に行く選手も。バスの中を走り回るガキンチョ。他の選手はキレそうになってしまう。

9.スター

見た目と実力で人気上昇のドティ。無気力なジミーに代わって監督役も務める。ドティとジミーに違うサインを送られて、選手も戸惑う。

10.期間限定

あくまで「男が帰ってくるまでのリーグ」な「全米女子野球リーグ」。人気がイマイチ。オーナーたちは一回のシーズンだけで女子野球を終わらせるつもりだ。

11.帰還

ドティの夫が戦地から帰ってきた。ドティはチームから去り、牧場での暮らしに戻ろうとするが・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)

第二次大戦で戦場へ送られていく男たち。プロ野球選手も例外ではない。男たちが不在の間、女子チームで野球を盛り上げようとするオーナーたち。個性的な選手、監督が集合。最初は人気サッパリ。スター選手「ドティ」を中心に次第にファンも集まってきて・・・。なかなかステキな映画。「ドティ」演じるジーナ・デイヴィスがプレーするシーンが美しくてカッコいい。無気力な飲んだくれ「ジミー」と張り合うシーンも楽しい。子持ちの選手もいるため、遠征に選手の子が同行することも(バスの中を走り回るガキンチョ)。姉ドティに不満を持つキット。チーム内での不和、などのドラマ的なシーンもあります。キャラ、試合のシーン、ラストシーンが素晴らしい映画。多くの人に勧めたい名作です。

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