2020年12月2日水曜日

懐かし映画劇場:シルヴェスター・スタローン『ロッキー5/最後のドラマ』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」プロボクシングの世界王者が引退して新しい生き方をしようとするドラマ映画。ボクサーの引退後の生活、新しい出会い、家族、裏切り、戦い。

(Rocky V:1990年)

1.試合後

イワン・ドラゴをソ連で倒したロッキー(シルヴェスター・スタローン)。試合後、体が震えて止まらなくなる。

2.引退

帰国後、引退を発表するロッキー。そうはさせじ、とプロボクシングのプロモーター、デューク(リチャード・ガント)が会見に割り込み、有望選手ケインとロッキーを戦わせようとする。

3.破産

莫大な資産を失うロッキー。資産の管理者が運用に失敗。ロッキーにはミッキーのジムだけが残された。ボクサーが資産を失うのは現実にもよくある話だ。

4.出直し

豪邸から元の住居へ。ロッキー・ジュニア(セイジ・スタローン)も転校。

5.売り込み

オクラホマから出てきたヘビー級ボクサー、トミー(トミー・モリソン)。ロッキーにマネージャーになってもらいたい、という。トレーナーしかできない、とロッキーは断るが・・・。

6.快進撃

勝ち続けるトミー。大きな試合がなかなか組まれないことに次第に不満が。

7.そそのかし

トミーを誘惑するデューク。カネと女を使って、ロッキーからトミーを奪う。

8.新王者

「世界ヘビー級タイトルマッチ:ユニオン・ケイン vs トミー・マシン・ガン」。打たれながらもトミーが新しい王者に

9.マスコミ

新王者の記者会見。試合内容にケチをつけられ、マスコミから叩かれるトミー。

10.挑戦

ロッキーを挑発するトミー。自分が認められるにはロッキーを倒すしかない、と思い込んでいるようだ・・・。

(予告編:YouTube)

コメント

作品としての評価が低い映画。派手だったパート3,4に比べると地味な雰囲気だったのが災いしたのかな? しかしながら「ロッキーシリーズ」は「ロッキー」という人の人生を描くドラマ。おそらくロッキーが亡くなるまで続くのであろうし、その過程であるこの作品は欠かすことができない重要な一部なのです。激しい試合、後遺症、引退後の生活、金銭トラブルなど現実のボクサーもこういったことで悩んだり、苦しんだりしています。ロッキーの役割がやや地味なので、代わりに個性的なキャラが登場。プロモーター役のリチャード・ガント。有名プロモーターのドン・キングを意識したキャラ。なかなかの迫力。「トミー・マシン・ガン」役のトミー・モリソン。本物のボクサー。あのジェン・ウェインと親戚なのだとか。この映画の後、WBO世界ヘビー級王者になった。個人的には「ユニオン・ケイン」も結構好き。名王者ロッキーに挑戦しようとする、イキのいい若手。エイドリアンは心配することが多い人生。ポーリーはやらかす男。ロッキー・ジュニアはスネてしまう困った奴。「人生」を描いた作品。強くオススメしたい名作です。 

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