懐かし映画劇場：ラルフ・マッチオ『ベスト・キッド3/最後の挑戦』

「懐かし映画劇場：映画ブログ」「カラテ界のバッドボーイ」が前大会の王者ダニエルに挑戦する映画。あの「コブラ会」が復活。手の込んだやり口で罠を仕掛ける。

（The Karate Kid, Part 3：1989年）

１．落ち目

一作目と二作目でミヤギ（ノリユキ・パット・モリタ）＆ダニエル（ラルフ・マッチオ）に敗れた「コブラ会」道場主のクリース（マーティン・コーヴ）。弟子もいなくなり、電話料金も滞納。軍隊時代の友人テリー・シルバー（トーマス・イアン・グリフィス）と再会。

２．失業

ダニエルが住む安アパートが取り壊し。管理人の仕事を失うミヤギ。

３．陰謀

友人クリースの復讐を企むシルバー。ダニエルをカラテ大会で潰すため、「カラテ界のバッドボーイ」マイク・バーンズ（ショーン・キャナン）をスカウト。

４．店

ミヤギの夢は盆栽の店を開くこと。大学へ行くためのカネでそのための建物を（勝手に）借りるダニエル。店を二人で経営することに。                      

５．ウソ

ダニエルを信用させたいシルバー。わざとらしくミヤギとダニエルにあいさつ。

６．挑発

ダニエルをしつこく挑発するバーンズ。大会出場の申込書にサインを強制する。

７．特訓

試合出場に反対するミヤギ。そこでダニエルはシルバーから技を習うことに。

８．トラブル

陶器店を経営するジェシカ（ロビン・ライヴリー）とデートするダニエル。シルバーにそそのかされた男がジェシカにからむ。

９．ドッキリ

シルバーを「カラテを教えてくれる親切な人」だと思い込んでいたダニエル。バーンズをあやつっている黒幕であることを知る。クリースも登場。バーンズ、クリース、シルバーがミヤギを襲う。

10．大会

今大会からルールが変わり、前大会のチャンピオンは防衛戦の１試合のみの出場。他の出場者に圧勝してきたバーンズ。ダニエルはこの男に勝つことができるのか？

（予告編：YouTube）

（コメント）

「コブラ会」の逆襲、を描いた第三弾。しつこくミヤギ＆ダニエルを狙う「シルバー」という男。ベトナムでクリースと戦友だった男。今では産業廃棄物の不法投棄で儲けている、どうしようもない奴。妙に手の込んだマネをして、ダニエルをカラテ大会に出場させようとする、という内容。ダニエルは元々出場する気マンマンだったんですけどね。ミヤギが反対しちゃったもんだから、バーンズに挑発されて、盆栽を盗まれたり、家を荒らされたり。結局、出場するダニエル。この映画の一番良くないところは、ミヤギがバーンズ、クリース、シルバーを倒してしまうところ。だから、最後の対決が微妙な感じになってしまった。弱い奴がいくら吠えても盛り上がりません。ディスコで人を殴ったり、ミヤギの盆栽を勝手に掘り出すダニエルも愚かすぎる。キャラは良いのに、脚本がよろしくない映画。見所は、ダニエルがシルバーから危険な技を習うシーン、ミヤギのカラテ、大会での試合。ツッコミながら観るといいかも。 

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