「懐かし映画劇場:映画ブログ」イギリス情報機関が巨大な力を持つ麻薬王を追うスパイ映画。タンクローリーを使ったシーン、個性的な悪役たち、こっそりボンドを援護する「Q」。
(Licence to Kill:1989年)
CIAのフィリックス・ライター(デヴィッド・ヘディソン)の結婚式の日。DEA(麻薬取締局)に協力して、MI6(イギリス情報局秘密情報部)のジェームズ・ボンド(ティモシー・ダルトン)と一緒に麻薬王サンチェス(ロバート・デヴィ)を捕らえる。
2.逃走
捜査官を買収し、逃走するサンチェス。
3.報復
サンチェスに復讐されてしまうフィリックス。
4.怒り
運び屋クレスト(アンソニー・ザーブ)のアジトに潜入するボンド。汚い裏切り者を制裁。
5.ライセンス
個人的な復讐をやめるよう、Mから警告されるボンド。警告を無視。「殺しのライセンス」剥奪。
6.海上&空中アクション
クレストの船を追うボンド。海底での戦い。そして、飛行機に乗り込んでサンチェスのカネを奪う。
7.麻薬王
サンチェスの組織に潜入するボンド。信用させるために、奪ったカネを使う。
8.助っ人
孤立無援のボンドをこっそり援護しにきたQ(デスモンド・リュウェリン)。「旅行必需品(カメラ、目覚まし時計、歯磨きチューブ)」持参。
9.殺し屋
サンチェスの麻薬工場で捕まってしまうボンド。組織の殺し屋ダリオ(ベニチオ・デル・トロ)がボンドにとどめを刺そうとする。
10.最後の戦い
タンクローリーでサンチェスを追うボンド。凄まじい爆発シーン。対決の結末は?
(予告編:YouTube)
(コメント)
よりアクション指向になったダルトン版「ボンド」。今回は悪役が実に個性的。麻薬王サンチェス(ロバート・デヴィ)。いかにも「ボス」って感じの顔。大金を持っているため、自分の国の大統領よりも立場が上、という恐るべき男。サンチェスの手下ダリオ(ベニチオ・デル・トロ)。デル・トロは目に特徴がある男。殺し屋役にピッタリ、と言ったら失礼ですかね? 運び屋クレスト(アンソニー・ザーブ)もなかなかの悪党。ザーブは『地球最後の男オメガマン』でチャールトン・ヘストンを追い込む役で有名な人。悪役が充実していますのでボンドの戦いも激しいものに。麻薬工場での戦闘、タンクローリーのシーンが特にオススメ。ボンドを陰ながら心配するMやQも素敵な感じ。見せ場がいっぱいの内容。多くの人に観てもらいたい大作です。
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