2020年12月11日金曜日

懐かし映画劇場:ティモシー・ダルトン『007 消されたライセンス』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」イギリス情報機関が巨大な力を持つ麻薬王を追うスパイ映画。タンクローリーを使ったシーン、個性的な悪役たち、こっそりボンドを援護する「Q」。

(Licence to Kill:1989年)

1.オープニング

CIAのフィリックス・ライター(デヴィッド・ヘディソン)の結婚式の日。DEA(麻薬取締局)に協力して、MI6(イギリス情報局秘密情報部)のジェームズ・ボンド(ティモシー・ダルトン)と一緒に麻薬王サンチェス(ロバート・デヴィ)を捕らえる。

2.逃走

捜査官を買収し、逃走するサンチェス。

3.報復

サンチェスに復讐されてしまうフィリックス。

4.怒り

運び屋クレスト(アンソニー・ザーブ)のアジトに潜入するボンド。汚い裏切り者を制裁。

5.ライセンス

個人的な復讐をやめるよう、Mから警告されるボンド。警告を無視。「殺しのライセンス」剥奪。

6.海上&空中アクション

クレストの船を追うボンド。海底での戦い。そして、飛行機に乗り込んでサンチェスのカネを奪う。

7.麻薬王

サンチェスの組織に潜入するボンド。信用させるために、奪ったカネを使う。

8.助っ人

孤立無援のボンドをこっそり援護しにきたQ(デスモンド・リュウェリン)。「旅行必需品(カメラ、目覚まし時計、歯磨きチューブ)」持参。

9.殺し屋

サンチェスの麻薬工場で捕まってしまうボンド。組織の殺し屋ダリオ(ベニチオ・デル・トロ)がボンドにとどめを刺そうとする。

10.最後の戦い

タンクローリーでサンチェスを追うボンド。凄まじい爆発シーン。対決の結末は? 

(予告編:YouTube)

コメント

よりアクション指向になったダルトン版「ボンド」。今回は悪役が実に個性的。麻薬王サンチェス(ロバート・デヴィ)。いかにも「ボス」って感じの顔。大金を持っているため、自分の国の大統領よりも立場が上、という恐るべき男。サンチェスの手下ダリオ(ベニチオ・デル・トロ)。デル・トロは目に特徴がある男。殺し屋役にピッタリ、と言ったら失礼ですかね? 運び屋クレスト(アンソニー・ザーブ)もなかなかの悪党。ザーブは『地球最後の男オメガマン』でチャールトン・ヘストンを追い込む役で有名な人。悪役が充実していますのでボンドの戦いも激しいものに。麻薬工場での戦闘、タンクローリーのシーンが特にオススメ。ボンドを陰ながら心配するMやQも素敵な感じ。見せ場がいっぱいの内容。多くの人に観てもらいたい大作です。

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