2020年12月11日金曜日

懐かし映画劇場:ピアース・ブロスナン『007 ゴールデンアイ』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」イギリス情報機関がロシアの宇宙兵器を悪用する組織を追うスパイ映画。新しいボンド、宇宙兵器のパワー、戦車を操縦するボンドに注目の傑作。

(007 GoldenEye:1995年)

1.9年前

ソ連の化学兵器工場に潜入するMI6(イギリス情報局秘密情報部)のジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)とアレック(ショーン・ビーン)。工場を破壊して逃走するボンド。

2.現在

最新式ヘリ「タイガー」乗り逃げ事件。 

3.襲撃

「タイガー」を悪用する犯罪組織「ヤヌス」のゼニア・オナトップ(ファムケ・ヤンセン)とロシアの将軍ウルモフ。ロシアの宇宙兵器管理センターを襲撃。

4.M

MI6の新しい「M」(ジュディ・デンチ)。ボンドたちスパイを「冷戦の遺物」呼ばわりして嫌う(人の仕事を正当に評価できない嫌なタイプの上司。そのせいでMの登場シーンが面白くなくなってしまった。ショーン・コネリー時代のMとは大違い)。

5.秘密兵器

Q(デスモンド・リュウェリン)が「ギプス、ベルト、ペン型爆弾、ミサイル付きの車」をボンドに披露。

6.協力

CIAのウェイド(ジョー・ドン・ベイカー)と元KGBの男が「ヤヌス」捜査に協力。

7.死んだはずの男

ソ連で死んだと思われたアレックが生きていた。過去の経緯から英国を恨み続けているアレック。

8.戦車

この映画で最も印象的なシーン。敵を戦車で追いかけるボンド。ド迫力のシーンだが、顔だけ出して戦車を操縦。なんとなく笑ってしまう。

9.列車

列車に閉じこめられてしまうボンドとナターリア(「宇宙兵器管理センター襲撃事件」で生き残った女)。列車には爆弾が仕掛けられている。

10.潜入

キューバ。宇宙兵器「ゴールデンアイ」を悪用するアレック。ボンドとアレックが対決。その結末は? 

(予告編:YouTube)

コメント

新しいボンドのブロスナン。元々、ロジャー・ムーアの次にボンドを演じる予定だったとか(仕事の都合でブロスナンではなく、ティモシー・ダルトンがボンド役に)。妙にカッコいいブロスナン。「ボンドは女好き」というキャラなんですが、ブロスナンにはそういうキャラはちょっと合わない。そのため、アクション指向の内容になりました。今回の敵は宇宙兵器「ゴールデンアイ」を悪用する「ヤヌス」という組織。その黒幕の正体は? 今回から新しい「M」(ジュディ・デンチ)が登場。『13日の金曜日』の「ジェイソンのママ」みたいなジュディ・デンチ。かなりイヤなオバサン。ボンドの仕事を評価しない。どれだけ危険な仕事をボンドがやってきたと思ってんだ、と言いたくなる。「Q」役はシリーズ初期の頃からのレギュラーであるデスモンド・リュウェリン。今回、Qは車イスに乗って登場(ケガをしたのかな?)。アクションシーンでは、ボンドが町を破壊しながら敵を戦車で追いかけるシーン、ボンドとナターリアが列車に閉じこめられるシーン、最後の対決、が特にオススメ。カッコいいブロスナンに注目の大作です。

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