2020年12月9日水曜日

懐かし映画劇場:ショーン・コネリー『007 ダイヤモンドは永遠に』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」イギリス情報機関がダイヤモンド密輸事件の黒幕を追うスパイ映画。ダイヤを使った武器、月面車、潜航艇。コミカルな演出が楽しい傑作です。

(Diamonds Are Forever:1971年)

1.復帰

コネリーがボンド役で復帰。笑いを取りに行ってる内容。犯罪組織「スペクター」のボス、ブロフェルド(チャールズ・グレイ)を追うMI6(イギリス情報局秘密情報部)のジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)。泥の中にブロフェルドを沈めて、「地獄に落ちろ」。

2.ダイヤ

南アフリカではダイヤモンド原石が横領される事件が続発。ボンドに捜査を命じるMI6のM(バーナード・リー)。

3.二人組

「ダイヤ密輸に関係した人物」を消していく二人組の殺し屋。ちょっと気持ち悪い雰囲気の二人。

4.

5万カラットのダイヤをロスに運ぼうとする女ティファニー(ジル・セント・ジョン)。

5.運び屋

密輸業者フランクス(ジョー・ロビンソン)になりすましてティファニーに接触するボンド。そして、フランクス本人とエレベーターで対決。

6.遊園地

サーカスの見せ物「ゴリラ少女」に本気でビビる子供たち。妙に面白いシーン。

7.月面車

密輸ダイヤの行き先を探るボンド。「W電子工業」に潜入。月面車でガタガタ揺れながら逃走。

8.カーチェイス

ラスベガスでパトカーに追われるカーチェイス。

9.替え玉

W電子工業社長ホワイトが住む「ホワイトハウス」には、泥の中に消えたはずのブロフェルドが。

10.兵器

ダイヤを搭載した武器で何かを企むブロフェルド。中国(?)を攻撃。映画史上に残る変顔で死亡する兵隊(笑ってるようにも見える)。

11.ラスト

カリフォルニアの石油施設に逃げ込んだブロフェルド。石油施設を攻撃するボンドとアメリカ軍。潜航艇で逃げようとするブロフェルドをクレーンであちこちにぶつけるボンド。今度こそブロフェルドを捕らえることができるか?

(予告編:YouTube)

コメント

正統なシリーズではコネリー最後の「ボンド」。いつも何かを企むブロフェルドとの抗争を描いたもの。『007は二度死ぬ』でボンドの捜査に協力する役で出ていたチャールズ・グレイがブロフェルド役。なかなかコミカルな内容でコネリーのユーモラスなキャラがよく出ています。泥の中にブロフェルドを沈めるシーン、密輸業者フランクスとの対決、月面車、カーチェイス、二人の女性と戦うシーン、石油施設での対決など見せ場がいっぱい。サーカスのシーン、中国(?)が攻撃されるシーンも個性的。シリーズで最も「笑い」が多い作品なのではないかと。コネリーが楽しそうに「ボンド」を演じている(ような気がする)傑作。アクション、笑い、演出を楽しめる娯楽作です。

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