2020年12月8日火曜日

懐かし映画劇場:ジョージ・レーゼンビー『女王陛下の007』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」イギリス情報機関が犯罪組織のボスを追って雪山へ向かうスパイ映画。テリー・サバラス演じるブロフェルド。雪山でのアクションが見せ場。

(On Her Majesty's Secret Service:1969年)

1.

海で自殺を図る女、トレーシー(ダイアナ・リグ)。

2.出会い

トレーシー(ダイアナ・リグ)を救助するMI6(イギリス情報局秘密情報部)のジェームズ・ボンド(ジョージ・レーゼンビー)。

3.

トレーシーの父は犯罪組織「ユニオン・コルス」のボス、ドラコ(ガブリエル・フェルゼッティ)。巨大な組織を率いるドラコの唯一の悩みは娘のトレーシー。娘を立ち直らせるために、ボンドとトレーシーの結婚を強く望む。

4.解任

MI6のM(バーナード・リー)から犯罪組織「スペクター」のボス、ブロフェルドを追う任務を解かれるボンド。ヤケになったボンドは辞職を申し入れる。

5.伯爵

怪しい伯爵が雪山の研究所にいる、ということで雪山に向かうボンド。伯爵の秘書は怖い顔したオバサン。

6.美女

研究所で美女に囲まれてうれしそうなボンド。伯爵は美女たちを使って何かを企んでいる。

7.伯爵

怪しい伯爵(テリー・サバラス)。正体は「スペクター」のブロフェルド。「正当な身分」を手に入れて悪事を働こうとしている。

8.協力

スペクターに追われるボンド。逃走に協力するトレーシー。スキーアクション、カーチェイスのシーン。

9.突撃

ドラコとの共同作戦でブロフェルドの研究所を攻撃するボンド。

10.追跡

ボブスレーで逃げるブロフェルドを追う。

11.結婚

ボンドとトレーシーが結ばれる。式にはM、Q(デスモンド・リュウェリン)、マニーペニー(ロイス・マクスウェル)も出席。幸せいっぱいのボンドとトレーシーだが・・・。

(予告編:YouTube)

コメント

ショーン・コネリーに代わってレーゼンビーがボンドを演じた作品。この映画シリーズは原作とは違う内容。前作『007は二度死ぬ』で「ブロフェルド」の顔が明らかに。しかしこの作品では「ボンドはブロフェルドの顔を知らない」という設定。だからわざわざ雪山にある研究所に潜入する。時系列的に順番通りになっていないシリーズ。一つ一つの作品を「別のモノ」として観ればいいのかも。ブロフェルド役はテリー・サバラス。「コジャック」の人。この作品の大きなテーマは「ボンドの結婚」。でも英国政府のスパイが犯罪組織のボスの娘と結婚できるの? ブロフェルドが美女たちを使って何かを企んでいるというのもセコい作戦のような気が(気のせい?)。辞職を申し入れるボンドとMの会話、伯爵の秘書の怖い顔したオバサン、冬季オリンピックのようなアクションシーンが見せ場。シリーズでも比較的地味な作品だと思いますが、シリーズを語るには欠かせない作品。アクションと笑いに注目の傑作です。 

---------------

(Amazonショッピングサイト)007/女王陛下の007 [Blu-ray]

0 件のコメント:

コメントを投稿