2020年12月9日水曜日

懐かし映画劇場:ロジャー・ムーア『007 私を愛したスパイ』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」イギリス情報機関が盗まれた原子力潜水艦を追うスパイ映画。ユニオンジャック(オープニング)、怪奇(面白?)キャラ「ジョーズ」の傑作。

(The Spy Who Loved Me:1977年)

1.オープニング

オーストリア。殺し屋に追われるMI6(イギリス情報局秘密情報部)のジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)。パラシュートが有名なシーン。

2.

消えたソ連の潜水艦「ポチョムキン」。捜索を命じられるアマソワ中佐(バーバラ・バック)。

3.

「潜水艦追跡システム」で悪事を企む実業家のカール・ストロンバーグ(クルト・ユルゲンス)。海に取り憑かれた男。「腐敗した現代文明」を嫌悪している。

4.エジプト

追跡システムのマイクロフィルムを追うボンド。

5.出会い

ボンドと同じくマイクロフィルムを追うアマソワ。

6.殺し屋

遺跡でボンドとアマソワを襲うジョーズ(リチャード・キール)。ジョーズはストロンバーグ配下の殺し屋。意外にドジで、ジョーズが登場するとユーモラスな雰囲気に。

7.分析

マイクロフィルムを分析するQ(デスモンド・リュウェリン)。Qの研究室ではリニアモーターを使った「お盆」の武器も開発中。

8.列車

列車でボンドを襲うジョーズ。ボンドが列車で襲われるのはこのシリーズの定番。

9.ボンドカー

ストロンバーグの海洋施設「アトランティス」を偽名で訪ねるボンドとアマソワ。その帰りに敵に追われるカーチェイス。海に突っ込むボンドカー。

10.最後の対決

ストロンバーグの大型タンカーがボンドの乗った原子力潜水艦を飲み込む。そして、タンカー内で戦闘が始まる・・・。 

(予告編:YouTube)

コメント

今回の悪役は大物実業家ストロンバーグ。海の魅力に取り憑かれた男で「腐敗した現代文明」を強く嫌悪。強奪したミサイル潜水艦を使って米ソを核攻撃し、世界を壊滅させる計画。核攻撃をしたら海も汚れるのでは? 食料の生産もできなくなるし。実にイカレた男。しかしこれは映画ですから。アクションではボンドには敵わないストロンバーグ。代わりに配下の殺し屋「ジョーズ」がボンド&アマソワを襲う。登場すればするほどドジを踏んだりしてコミカルになっていく「ジョーズ」。この映画は彼が主役です。「ジョーズ」が登場するシーン、オープニング、カーチェイス、タンカー内での戦闘に注目の娯楽作です。

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