2020年12月9日水曜日

懐かし映画劇場:ロジャー・ムーア『007 黄金銃を持つ男』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」イギリス情報機関が正体不明の「黄金銃を持つ男」と対決するスパイ映画。クリストファー・リーの「スカラマンガ」、タイ・島でのアクション。

(The Man with the Golden Gun:1974年)

1.謎の男

正体不明の殺し屋スカラマンガ(クリストファー・リー)。「黄金銃を持つ男」。「乳頭が三つある」ということしかわからない謎の殺し屋(映画を観てる方からすればスカラマンガは最初から出てくるので「謎の人物」でもなんでもないんですけど)。スカラマンガの希望は、それにふさわしい対決の舞台でボンドを殺すこと。

2.使用人

スカラマンガの使用人ニック・ナック(エルヴェ・ヴィルシェーズ)。

3.銃弾

MI6(イギリス情報局秘密情報部)のジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)。ボンド宛に届いた黄金の銃弾。スカラマンガの挑戦状か?

4.分析

過去に使用されたスカラマンガの銃弾を入手したボンド。Q(デスモンド・リュウェリン)が銃弾を分析。

5.

スカラマンガの愛人アンドレア(モード・アダムス)。

6.大尉

ボンドをフォローするヒップ大尉(スーン=テック・オー:『チャック・ノリスの 地獄のヒーロー2』)。姪っ子たちもカンフーでボンドを援護。

7.力士

スカラマンガと組む怪しい実業家ハイ・ファット(リチャード・ルー)。ファットを調査するボンド。ファットの広大な庭で相撲取りに襲われる(珍シーン)。

8.再登場

『007 死ぬのは奴らだ』に続いて登場の面白キャラ、ペッパー保安官(クリフトン・ジェームズ)。ボンドのスカラマンガ追跡に同行。

9.対面

ムエタイの試合場。ついに顔を合わせた二人。アンドレアが持ち出した太陽発電装置「ソレックス」のありかをボンドに尋ねる。

10.カースタント

女性エージェントを連れ去ったスカラマンガを追うボンド(&ペッパー)。壊れた橋をジャンプして川を越えようとする。

11.

中国領にある島に乗り込むボンド。スカラマンガと対決。

  (予告編:YouTube)

コメント

前作『007 死ぬのは奴らだ』のテイストを感じる内容。西洋の先進国である英国のスパイが「アジアで暗躍する男」と対決する内容。異文化の雰囲気が悪役の怪しさを盛り上げています。クリストファー・リーは「ドラキュラ」であまりにも有名な人。笑った顔もどこかしら「怪奇ムード」。アクションシーンではボンドがカラテで戦うシーン、相撲取りに襲われる(珍)シーン、壊れた橋をジャンプするカースタント、ラストの対決シーンがオススメ。キャラ、アクション、笑い(ツッコミどころ)、オリエンタルな珍演出が楽しめる傑作です。

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