2020年11月24日火曜日

懐かし映画劇場:デイモン・ウェイアンズ『モー・マネー』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」ケチな詐欺師がクレジット・カード会社に就職してトラブルになるコメディ映画。妙な弁護士&面接官、ヒロイン、アクションが楽しめる佳作。

(Mo' Money:1992年)

1.事件

クレジット・カード会社の社員が殺害される。事件捜査の担当はウォルシュ警部(ジョー・サントス)。

2.詐欺師

ジョニー(デイモン・ウェイアンズ)とシーモア(マーロン・ウェイアンズ)の兄弟はケチな詐欺師。テレビを売る、と言って人を騙すが逮捕。留置所でヘンな奴にからまれるオマケ付き。

3.裁判

ヘンな弁護士に弁護されるジョニー。

4.親代わり

ウォルシュ警部はジョニーの父の元・相棒。マトモに働け、とジョニーを諭す。

5.ヒロイン

本を売って稼ごうとするジョニーとシーモア。ジョニーが客のアンバー(ステイシー・ダッシュ)に一目惚れ。アンバーは事件があったカード会社に勤めている子だ。

6.面接

アンバーと一緒になりたいジョニー。カード会社に就職しようとする。プルプル震える面接官とジョニーの会話が面白い。

7.金欠

カネが無いジョニーとシーモア。イカレたフリして、タダで食い物をもらう。この映画で一番面白いシーン(かもしれない)。

8.採用

カード会社の郵便係になったジョニー。郵便物の中には、返送されてきた「亡くなった人のカード」も入っている。

9.豪遊

カードを不正に使って買い物しまくるジョニーとシーモア。しかし、管理部の上司キースには完全にバレているぞ。

10.決裂

不正がバレて、キースに利用されるジョニー。犯罪の片棒を担ぐことをやめようとするジョニーにキースが銃を向ける・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)

詐欺師兄弟。すぐに捕まるドジっぷり。ワルだけど、そっちの才能はあまり無いみたい。キャラが面白い作品。主役の「ジョニー」。イカレたフリしてタダで食料を手に入れるシーンが一番印象に残る。次にオススメなのが「カード会社の面接官」。ウソばっかりのジョニーを「良い若者だ」とプルプル震えながらほめる。詐欺師なのにね。人のいいオッチャンだなー。「ヘンな弁護士」はオーバーで妙な表情。「留置所でジョニーにからむ男」は腕っぷしが強いジョニーにやられて、しつこく恨む、メンドクサイ奴。シーモア、アンバー、キースも個性的。好きなキャラ、シーンを見つけて楽しむ作品です。

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『モー・マネー』の日本版DVDは出ていません。傑作なのに未DVD化の作品が多いのが残念です。

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