「懐かし映画劇場:映画ブログ」ケチな詐欺師がクレジット・カード会社に就職してトラブルになるコメディ映画。妙な弁護士&面接官、ヒロイン、アクションが楽しめる佳作。
(Mo' Money:1992年)
クレジット・カード会社の社員が殺害される。事件捜査の担当はウォルシュ警部(ジョー・サントス)。
2.詐欺師
ジョニー(デイモン・ウェイアンズ)とシーモア(マーロン・ウェイアンズ)の兄弟はケチな詐欺師。テレビを売る、と言って人を騙すが逮捕。留置所でヘンな奴にからまれるオマケ付き。
3.裁判
ヘンな弁護士に弁護されるジョニー。
4.親代わり
ウォルシュ警部はジョニーの父の元・相棒。マトモに働け、とジョニーを諭す。
5.ヒロイン
本を売って稼ごうとするジョニーとシーモア。ジョニーが客のアンバー(ステイシー・ダッシュ)に一目惚れ。アンバーは事件があったカード会社に勤めている子だ。
6.面接
アンバーと一緒になりたいジョニー。カード会社に就職しようとする。プルプル震える面接官とジョニーの会話が面白い。
7.金欠
カネが無いジョニーとシーモア。イカレたフリして、タダで食い物をもらう。この映画で一番面白いシーン(かもしれない)。
8.採用
カード会社の郵便係になったジョニー。郵便物の中には、返送されてきた「亡くなった人のカード」も入っている。
9.豪遊
カードを不正に使って買い物しまくるジョニーとシーモア。しかし、管理部の上司キースには完全にバレているぞ。
10.決裂
不正がバレて、キースに利用されるジョニー。犯罪の片棒を担ぐことをやめようとするジョニーにキースが銃を向ける・・・。
(予告編:YouTube)
(コメント)
詐欺師兄弟。すぐに捕まるドジっぷり。ワルだけど、そっちの才能はあまり無いみたい。キャラが面白い作品。主役の「ジョニー」。イカレたフリしてタダで食料を手に入れるシーンが一番印象に残る。次にオススメなのが「カード会社の面接官」。ウソばっかりのジョニーを「良い若者だ」とプルプル震えながらほめる。詐欺師なのにね。人のいいオッチャンだなー。「ヘンな弁護士」はオーバーで妙な表情。「留置所でジョニーにからむ男」は腕っぷしが強いジョニーにやられて、しつこく恨む、メンドクサイ奴。シーモア、アンバー、キースも個性的。好きなキャラ、シーンを見つけて楽しむ作品です。
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『モー・マネー』の日本版DVDは出ていません。傑作なのに未DVD化の作品が多いのが残念です。
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