2020年11月22日日曜日

懐かし映画劇場:『クローン人間ブルース・リー 怒りのスリー・ドラゴン』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」ブルース・リーのクローンが悪者と戦うアクション映画。リーの似てないソックリさん、珍妙な演出、ヤン・スエなど見せ場が多い日本未公開作。

(THE CLONES OF BLUCE LEE:1977年)

1.訃報

病院に運ばれるブルース・リー。

2.計画

ブルース・リーのクローンを製造し、悪党と戦わせる計画を立てるSBI特別捜査官のコーリン。クローンを造るのはルーカス教授(ジョン・ベン:『ドラゴンへの道』の悪ボスの人)。

3.製造

ピカピカ光るマシンを操作してクローンを造り、マイクで語りかけてクローンたちを洗脳するルーカス(カラオケやってるみたいに見える)。ルーカスには二人の女助手がいる。

4.クローン1号

横顔がリーに似てる1号(ドラゴン・リー)。ムキムキの体で蟷螂拳を使う。

5.クローン2号

リーというより間寛平な2号(ブルース・リ)。猿拳を使う、アメマ男。

6.クローン3号

下を向いたときの顔と体型がリーに似てる3号(ブルース・ライ)。ヘンな髪型。

7.先生

クローンにカンフーを教える二人の教官(ヤン・スエ、ひげの人)。クローンたちの成長を温かい目で見守る。

8.任務1

金(ゴールド)の密売をやっている映画プロデューサーのチャイを消す任務。1号が役者として映画会社に潜入。(特に根拠はないけれど)「警察のスパイ」と疑われる1号。次々と刺客に襲われる。

9.任務2

タイのバンコクで麻薬で儲けている科学者、ナイ博士を消す任務。2号、3号がSBI支局のチャールズの協力を得て、ナイを追う。途中、任務とは全く関係ない「お色気シーン」もあったりして、最後はナイが造った珍妙な青銅人間とクローンが戦う。

10.報酬

任務完了後、(大きな報酬を期待したのに)SBIからは「お礼の言葉」だけ。キレるルーカス。SBIに思い知らせてやろう、と考えたルーカスは(なぜか)クローン同士で戦わせて、一番強い奴を選ぼうとする・・・。

(予告編:YouTube)

(コメント)

「リーのソックリさん映画」としてはかなり有名な部類に入る作品。「リーのクローン」にしては似てないのが残念。ツッコミどころも多いので、コレは娯楽作ですね。悪役もショボい。別にわざわざクローンを造ってまで追うほどの敵ではない。「青銅人間」はマヌケすぎる。ルーカスもマヌケすぎる。途中、ストーリーとは関係ない「お色気シーン」は素敵な感じ。アクションシーンでは1号が次々と刺客に襲われるシーン、船で戦うシーン、青銅人間とクローンが戦うシーン、クローンと教官が戦うシーン、がオススメ。楽しみながら、ツッコミを入れる映画。DVDは出てませんので、VHSを見つけたら即入手。

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