2020年11月26日木曜日

懐かし映画劇場:レスリー・ニールセン『フライング・コップ2 二度笑う奴は三度死ぬ』

「懐かし映画劇場:映画ブログ」テレビ番組を三話まとめたVHSビデオの第二弾。『裸の銃を持つ男』の元ネタ。『フライング・コップ 知能指数0分署』の続き。大ボケな事件捜査が楽しい。

(POLICE SQUAD!:1982年)

1.「火のあたる場所

全6話で終わったテレビ番組の後編。このシリーズではまずオープニングにゲストスターが殺されるシーンから始まる(ゲストなのにこの扱い? というギャグ)。警察特捜班の警部補フランク・ドレビン(レスリー・ニールセン)が車をゴミ缶にぶつけたり、なんでも知ってる靴磨きから情報を得る、などの定番ギャグ。エド警部役はアラン・ノース(『裸の銃を持つ男』ではジョージ・ケネディ)、ノーバーグ巡査の役でピーター・ルーパス(テレビドラマ『スパイ大作戦』の「怪力男」で有名)、背が高すぎて画面に顔が映らない刑事アル、鑑識のオッチャンなどがレギュラーメンバー。テーマ曲は『裸の銃を持つ男』と同じ。「火のあたる場所」のスペシャル・ゲスト・スターは『スタートレック』のウィリアム・シャトナー。判事が爆弾で殺される事件発生。フランクは仮釈放中の爆弾屋を怪しんでマークする、という内容。見所は、フランク&エドの大ボケな尋問、子供にヘンなことを教える鑑識課、事件現場での大ボケ。

2.「誘拐のメロディ

カネ持ちのお嬢様が誘拐される。謎の誘拐犯を追うフランク。スペシャル・ゲスト・スターはロバート・グーレ(『裸の銃を持つ男 PART2 1/2』でハプスバーグ役で登場)。見所は、マヌケな日本庭園、脅迫電話を逆探知しようとするノーバーグ刑事、誘拐犯からのメッセージを伝えるパントマイム、靴磨きの情報屋に相談するドジャースのラソーダ監督

3.「フランク・ドレビン・スーパースター

クラブに出演する芸人が交通事故死。麻薬がらみの事件としてクラブに芸人として潜入するフランク、という内容。フランクがショーに出て笑いを取るシーンが一番の見所。麻薬が隠されている車を解体するシーンは『フレンチ・コネクション』のパロディか。クラブに腹話術の芸を売り込みに来た芸人がオーナーを銃で脅して「強制オーディション」。人形にパンチを食らわすフランク・・・。番組打ち切りのラスト作ということで、最後は「ピタッと動きを止める」パターンから、崩れていくセット、で終了。この面白さは『裸の銃を持つ男』が引き継ぎます。

(予告編:YouTube)

(コメント)

爆笑ビデオの第二弾。フランクらが大ボケをかまし、オープニングでゲストスターが殺されたり、靴磨きから情報を得たり、といった定番シーンがある傑作。個性的なキャラと大量のギャグ。個人的には二話の「マヌケな日本庭園」、三話のラストシーンが面白かったです。まず最初はストーリーを楽しむ。二回目は細かいギャグを探しながら観る。『裸の銃を持つ男』と比較して観るのもオススメ。『フライング・コップ』の二本、『裸の銃を持つ男』の三本は「フランク・ドレビン」のファンなら揃えておきたいところです。 

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