懐かし映画劇場：ジャッキー・チェン『バトルクリーク・ブロー』

「懐かし映画劇場：映画ブログ」アメリカに住む中国人青年がケンカ大会に出場して家族や仲間を守ろうとするアクション映画。大会、ローラースケートレースなどが楽しい傑作。

（The Big Brawl：1980年）

１．主役

舞台は1930年代のシカゴ。中国人のジェリー（ジャッキー・チェン）。食堂の息子、という役どころ。

２．ギャング

ジェリーの父に用心棒代を要求するギャング。カンフーの心得があるジェリーが父に代わって追い払う。

３．伯父

クンフーの名人で整骨医の伯父ハーバート（マコ：『ブルース・リーのグリーンホーネット』『コナン・ザ・グレート』ほか）。ジェリーを鍛える。

４．ローラースケートレース

彼女、友人と組んでレースに出場するジェリー。乱闘もアリ、の荒っぽいレースだ。

５．有望株

ギャングに目を付けられてしまったジェリー。「賭け」で儲けるために、ジェリーをバトルクリークの格闘大会にスカウトするギャング。その前にジェリーの腕前をチェック。

６．奪回作戦

ジェリーの兄の婚約者を拉致したギャング。ジェリーが格闘大会に出れば返す、という。その約束を信用できないジェリーはハーバートと一緒にギャングの屋敷に乗り込む。

７．予選

優勝賞金15000ドルのケンカ大会。まずは、予選のバトルロイヤル。デカくて強そうな奴らが勢揃い（プロレスラーのオックス・ベーカーも出場）。小柄なジェリーは逆に目立っている。

８．本命

優勝候補の大男キッス（ハードボイルド・ハガティ）。倒した相手にキスする男。

９．決勝トーナメント戦

車で対戦相手を轢こうとする奴がいたり、ピエロが担架でふざけたりするコミカルなシーンが続く。勝ち進むジェリーとキッス。最後に笑うのは誰なのか？

（YouTube）予告編

（コメント）

アメリカに進出するジャッキー・チェン。シカゴが舞台の作品に登場。『ブルース・リーのグリーンホーネット』でおなじみのマコと共演しているように、「ブルース・リー」を意識した感じの映画。リーとは個性が違うジャッキー。シリアスな格闘モノではなく、コミカルアクション。用心棒代を要求するギャング追い払うシーン、ローラースケートレース、ケンカ大会でのアクションはコミカルな雰囲気。ブルース・リーは「人種を超えた迫力」で世界中のファンを魅了しましたが、ジャッキーは「親しみ」で勝負するタイプ。中国人が主役ではアメリカではウケなかったでしょうね。でも作品としては面白いシーンがいっぱいありますので、好きなシーンを探して楽しんでください。

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